2019年11月10日日曜日

ビクセン スペースアイ70M 性能レビュー



 まいどおなじみ入門者向け天体望遠鏡のレビューです。

 今回はビクセンのスペースアイ70M。現行モデルではありませんが、おそらく現行のスペースアイ700も似たような性能だと推定します。


 (余談ですが、今回はセットの三脚ではなく、別の三脚に乗せています。)



 これで、40㎜・50㎜・60㎜・70㎜の鏡筒が出揃いました。


というわけで今回も画像評価と参りましょう!



<ビクセン スペースアイ70M 口径70㎜ アイピース20㎜ 天頂あり>


 
 比較のために、前回とおなじ画像ですが、別機種のも再度挙げておきます。


ただし撮影日が異なります。




<ビクセン スペースアイ600 天頂あり>
 

 

 ★ スペースアイ70Mとスペースアイ600に共通した特徴は


 ピントが比較的しっかり合い、クリアな像が出る。

 大一光学品や、コルキット製品と比較すると、やや青みが強い像になる。

 どちらも画像周辺部に、迷光が出る。



という点です。


 とくに周辺像については



 こんな感じ。これはスペースアイ600の時も同じでした。↑70M ↓600

 


 

 ただ、どちらの機種も「シャキっ」としたよい像を結ぶので、筒の改造でよい望遠鏡になるのではないか、とまたしても思います。


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 スペースアイ70Mを入手しての特筆すべき特徴は


■ 接眼部・ドローチューブはアメリカンサイズ

■ ドローチューブが短い。天頂ミラーありきで設計されている。


 スペースアイ50Mは以下の特徴に注意です。

■ ドローチューブはツアイスサイズ。

■ 天頂ミラーが挿入部ツアイス、受け入れ部(アイピース部)アメリカン


 スペースアイ600/700では上の課題点は解消されています。

■ ドローチューブからアイピースまでアメリカン

■ ドローチューブはじゅうぶん長い


 ご参考まで。

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