うちの天才児(どこが)な息子が、宇宙やら天体やらにやたら関心があるので、Vixenの入門用天体望遠鏡を買いました。
っていうか、でも梅雨やら台風やらで、まだ肝心の空のお星様は見えていないのだけれど。
息子は小学生なので、ちょうど星を見るにはぴったりのお年頃なのだけれど、私もその昔小学生時代に屈折式の天体望遠鏡を買ってもらったことがあったので、かなり懐かしい気持ちで、新しいマシンを購入しました。
はてさて、当時の私の天体望遠鏡は、親父が亡くなって実家を大整理したときにたぶん処分したのか、その前に親父に処分されていたのかわかりませんが、もうかなり前には無くなっていたなあ!
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で、今回買ったのはVixen(ビクセン)のスペースアイ600という初心者向けの天体望遠鏡ですが、いちおう入門編にしては三脚がまともだったのと、微動装置がついていることと、価格のバランスで決定。
1万3千円程度で実売です。
スペックは
◆ 対物有効径 : 50mm
◆ 焦点距離 : 600mm
のごくごく入門編なマシンです。接眼レンズ・アイピースは
◆K20mm(30倍) と K6mm(100倍)
が付属で、これもまた平均的。
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さて、問題はここから。ビクセンという会社、現在もHPにこの機種のことはほとんど載せていないのですが、
【大人向け、入門編ではないマジな天体望遠鏡】
からはちゃんとHPに載せて、それ以外の
【こども向け、入門編な軽いノリの天体望遠鏡】
はHPにも載せず、コロコロシリーズを替えるという楽しい特徴があります。
マニアな松尾バイトさんとしては、このマニアックな
「素人さんよ、しろうとさん♪ 空を見上げりゃ~♪」
な素人天体望遠鏡のシリーズがいったい全体どうなっているのかが気になって、調べ始めました。
そうすると出るわ出るわ!
「昔の名前で出ています♪」
じゃないけど、すぐに源氏名が変わるビクセン入門機のオンパレード!!!!
というわけで、集められるだけデータを集めますね!
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<現行機種 2019現在>
◆ ビクセン スペースアイ700 口径70㎜ 焦点距離700㎜ フレキ微動付 アルミ三脚
◆ ビクセン スペースアイ600 口径50㎜ 焦点距離600㎜ フレキ微動付 アルミ三脚
※スペースアイ70M/50Mのバージョンアップ版だと思われる。 微動のハンドルがフレキシブルで長いのが特徴
※鏡筒のフードのデザインがかっちょいい。
<一世代前>
◆ ビクセン スペースアイ70M 口径70㎜ 焦点距離700㎜ 微動付 アルミ三脚
◆ ビクセン スペースアイ50M 口径50㎜ 焦点距離600㎜ 微動付 アルミ三脚
※現行機種のひとつ前。微動ハンドル(つまみ)が短い。
※鏡筒のフードのデザインはシンプルで普通
<一世代前>
◆ ビクセン スターパル60L 口径60㎜ 焦点距離910㎜ フリーストップ スチール三脚
◆ ビクセン スターパル50L 口径50㎜ 焦点距離800㎜ フリーストップ スチール三脚
※入門用だが、スペースアイシリーズとは口径と焦点距離が異なる。ビクセンの入門機だけれども中級機という位置づけに「ポルタ」というシリーズがあるのだが、ポルタ>スペースアイ>スターパルという順番になっているように思われる。
※ポルタシリーズから上位は、ちゃんとHPに載っている。
◆ ビクセン コスモスター60M 口径60㎜ 焦点距離800㎜ フォーク型 スチール三脚
◆ ビクセン コスモスター50L 口径50㎜ 焦点距離800㎜ フリーストップ スチール三脚
※スターパルの廉価版らしい。なぜか60Mのほうは、ミードのフォーク式経緯台みたいな三脚。
※倍率250倍をうたっているが、このクラスでの倍率は100倍程度がふさわしい。 盛り気味。
(1990年代?)
<謎世代>
◆ ビクセン ダイナスコープ50 口径50㎜ 焦点距離630ミリ おまけ程度の2段三脚
◆ ビクセン VT-815 口径50㎜ 焦点距離630㎜ おまけ程度の伸びない三脚
※ビクセン歴代の中でも「もっともおもちゃに近い」マシンだと思われる。三脚が小さくおまけ程度。おそらくシングルレンズ。
※そのおもちゃの中でも、さらに三脚が伸びない兄弟機種がVT-815 ちゃちさは、もはやすごい!
◆ ビクセン アクション50L 口径50㎜ 焦点距離815㎜ フリーストップ スチール三脚
◆ ビクセン アクション60S 口径60㎜ 焦点距離420㎜か? フリーストップ スチール三脚
※ おもちゃからちょっとだけ進化したシリーズ?もうこのへんはよくわからない。
◆ ビクセン ニューシリウス60L 口径60㎜ 焦点距離910㎜ フリーストップ スチール三脚
◆ ビクセン ニューシリウス60M 口径60㎜ 焦点距離800㎜ フリーストップ スチール三脚
◆ ビクセン ニューシリウス50L 口径50㎜ 焦点距離800㎜ フリーストップ スチール三脚
※ビクセンのロゴが古い。型番にLがつくと焦点距離が長く、Mがつくと短いのだろうなあ、となんとなくわかってきた。
※ニューシリウスは800~910と鏡筒が長いので細長い感じがする。
※その昔、シリウスシリーズもあったという。
◆ ビクセン シリウス60L 口径60㎜ 焦点距離910㎜ 木製三脚
◆ ビクセン シリウス40L 口径40㎜ 焦点距離800㎜ 木製直脚(長さ調整不可)
※旧ロゴ。昭和感溢れる。オークションでもたまーに出るくらい。口径40で800㎜ってどんだけ細長いねん、というデザイン。
※ 旧世代の入門中級マシンとして「カスタム」というシリーズがあり、これが木製三脚を搭載。
◆ ビクセン カスタム90 口径90㎜ 焦点距離1000㎜ 木製三脚 フレキ微動付
◆ ビクセン カスタム80 口径80㎜ 焦点距離910㎜ 木製三脚 フレキ微動付
◆ ビクセン カスタム60L 口径60㎜ 焦点距離910㎜ 木製三脚 フレキ微動付
(1980年代?)
◆ ビクセン シグナス60L 口径60㎜ 焦点距離 800㎜ 木製三脚 フォーク式
※ カスタムより下のラインナップか?このシリーズも古めかしい。
◆ ビクセン オリオン8E 口径80㎜ 焦点距離1200㎜ 木製三脚 赤道義
◆ ビクセン オリオンP-80L 口径80㎜ 焦点距離1200㎜ 木製三脚 赤道義
※たぶん入門機というよりは中級機。口径も大きく、焦点距離1200㎜というのが長くてグッド。
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こうしてみると、ビクセン
口径50~70㎜
焦点距離は短めに600~700㎜へ
架台はいちおう、よりガッチリ系へ
微動つけちゃうよ
と進化してきていることがわかりますね。細長い形状から、現代のおうち事情に合わせてなのか、短くなってきています。
このほか、大一光学製のOEMマシンもあるそうなので、さらにカオスです。
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