2021年4月2日金曜日

【Puppy Linux 備忘録014】 古いマシンでPuppyLinuxが「遅い」と感じた時の解決法

 

 こんにちは

 

 Windowsマシンもほんの数台持っていますが、基本的にはLinuxで過ごしている松尾でございます。

 

 最近は勤めている会社のマシンも、LinuxとWindowsのダブルブートで動かしたりしているくらい。

 

 さて、Linuxのディストリビューションはいろいろありますが、PuppyLinuxの ように


「ふだんはライブUSBで運用しているよ」


という人が、それを古いPCにインストールして動かそうとすると、


「遅い」


と感じるときがあります。


 LinuxMintなどの、一般的に軽量だと言われているLinuxでも、似たような感覚に陥る時があるのですが、LinuxMintも比較的古いPCにインストールすると

 

「止まったように」

 

遅くなる瞬間があります。

 

 特にブラウザで作業をしているときなんかは顕著で、タブを複数開くと突然重くなったりすることが多いように感じます。(個人の感想です)

 

 ちなみに「古いマシン」とひとくちに言っていますが、

 

Celeronシリーズで、2GHZくらいで駆動している、シングルコアCPU


のモデルを想定しています。CeleronMとかも。


 デュアルコア以上のCPUを搭載しているマシンなら、あまり遅さを感じず、「軽快だな〜」で済んでしまうかもしれません。

 

 うちでは、

 

◆ Celeron575

◆ Celeron900

◆ CeleronM 380

 

くらいのマシンに、PuppyLinuxの 6.0〜7.5くらいを乗せて動かしていますが、 ちょうどこれくらいの古さのマシンを想定してくださいね。

 

(逆に、「え?そんな古いので、 作業/仕事してるの?」と驚かれるかもしれませんが、Xenialpup7.5であれば最新のFirefoxが動きます。

 Ubuntu 16.04互換なので、もともとのサポートが2021年4月まであり、「現役」だとも言えます)

 

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 ライブUSB対応のLinuxで、ふだん保守用とかでライブ運用をしている場合、”存在する全て”がメインメモリに読み込んで実行されますから、実はめちゃくちゃ速いんです。

 ところが、それをHDDにインストールしてしまうと、多少なりともディスクアクセスが発生してしまい、遅く感じられるのですね。

(あくまでもメインメモリ内に本体はいるのだけれど、ディスクへ読み書きしにいくことが物理的に発生する)

 

 なのでライブUSBとおなじOSを、おなじ条件で動かしているのだけれど、実際にはお待ちが発生するわけです。

 たぶん。

 

 そこで、それを解決するには、ものすごく単純なのだけれど

 

「搭載するメインメモリを増やしてやればいい」

 

のです。(もちろん、その前段階としてSSDに換装するという手もある)

 

 元々、PuppyLinuxは、すべてをメインメモリ上に読み込んでから動くという特性を持っているので、メインメモリがでかいと、結果的に遅くならないようです。

 

 さて、ここからはコスパの問題。

 

 メモリを増やして、かつSSDなんかに換装すればそりゃあ速いことは当たり前なのだけれど、元々古いマシンにどれだけ

 「追加費用を発生させるねん」

 ということが問題ですよね〜。

 

 いまさらCeleronシングルコアマシンにお金なんてかけたくないわけで、だからこその

 

「メインメモリ増設」

 

がコスパ最強。合計2GBにするだけで、ストレスは半減します。

 

ヤフオクでSOSIMM:2GBなら500円です。

 

ちょうど、CeleronM くらいのマシンなら、メモリ2Gがマックスだったりします。それ以降のマシンでもメモリ4Gがマックスくらいかな。

 

 それくらいのレベルでの2G(500円の出費)なら、可愛いものだと思いませんか?

 

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 というわけで、もし、古いマシンで遊んでいる人がいるなら、メモリだけ2G以上にすると思わぬ効果がありますよ〜。