2012年3月30日金曜日

「はじめてのzine」ワークショップ第十二回 『縦書きzineを作る』の巻

こんばんは

ZINE部さんの公式「How to zine」が完成したこともあって、すっかり長いお休みをいただいていた「はじめてのzine」ワークショップですが、久しぶりの再開です。

zine作りをする上で、大事なポイントを質問されたので、今回はそれに答えるような形で(^^

 「ところで、縦書きの本作りで気をつけることは?」というのがそのクエスチョン。


はい、お答えします。通常zineは横書きのものが多いのですが、横書きの本は「左側で綴じる」ということになりますね。右側のほうが開いているページ、ということになります。

ところが、ご承知のとおり、日本語は縦書きが本式なので、小説をはじめ、たいていの書籍は縦書きになっています。こういうzineを作ろうとしたら、「右側で綴じる」ということになりますので、綴じ方が反対になるわけです。

当然、ページの割付も左綴じの時とは、全然違うので変えなくてはなりません。

そのあたりの説明を、毎度おなじみ「1paperzine」を使って、実際に体で感じてみましょう。



<ワークショップ> 縦書きzineを作ってみる

今回は縦書きの「文字ばっかりzine」ですが、内容はなかなか笑える楽しいものになっています。




↑「1paperZINE」 あいうえお名作選

このzineは今回のために特別に製作したものですが、元ネタは高校生が作った「あいうえお作文」を集めたものです。

画像は縮小されていますので、ぜひ拡大、ダウンロードしてzineをつくってみてください。笑える作品が満載です(^^


さて、印刷して一枚ものの紙を眺めてみるとわかりますが、これまでの1paperZINEとは、ページの配置が逆まわりになっていることがわかりますか?

これまでは表紙関係が左下にあったのに、今回は右下にあります。

こんな風に配置がまったく変わってしまうので、縦書きか横書きか、また配置はどうしたらいいのかを特に注意しながら編集するようにしましょう。



________

さて、昨日

”zineや手作り本に関わる新しい?!面白いプロジェクトをやろうと構想中です。zine部のみなさまなどで、参加希望の方を募集します(^^「zineで世界を変える、zineの世界を変える」のが目標(笑)

というツイートをツイッターでしていたので、気になっている方もおられると伺いましたが、ちょっと新しい試みをやろうとしていますので、賛同者というかお手伝いしてくださる方がいれば募集します。


すでに、プランが3つほどあるのですが、手作り本やzineを作っておられる方で、もっともっと「おもしろいことがないかな!」と思って折られる方といっしょにプロジェクトができたらなあ、と思っています。

このアイデアというのが、それぞれ一人ではできないこともあるので、イラスト描きの方や、写真家の方、デザインをかじっておられる方(あ、ぜんぶ本職でなくていいです。趣味。好き。興味ある。レベルでOK)などと一緒に実現できたらいいなあ、と。

「世界を変える!」なんていってますが、ほんまに替えるつもりです(笑)←そんなたいそうな(^^;

詳細については、プランやプロジェクトの内容をちゃんと説明しますので、ツイッターやコメント、メールなどでご連絡ください。

人数が確保できて、プロジェクトが発動できそうになったら、じゃじゃーん!と中身も一般公開ですが、いまのところは内緒(^^

2012年3月21日水曜日

zineを作るのに適したプリンタ選び

今回は「zineを作るのに適したプリンタ選び」ということで、ワークショップではありませんがレクチャーを少々。


プリンタ、といえばエプソンさんがカラリオを出してからというものインクジェットが一時代を築いているところですが、うちにもこの時代のPM-750Cがあり、現役でzine作りに役立っています。




(PM-750C 1997年製 名機ですね!)

さて、自分がどのような形態やジャンルのzineを作るのかによっても、必要なプリンタの種類が違ってくると思いますが、私なりの「ZINE作り」の視点で見たプリンタ論を語ってみたいと思います。




<激論1>A4プリンタかA3プリンタか

家庭用プリンタはA4、ビジネス用はA3という住み分けが昔から出来ていたプリンタの世界ですから、現在でもA3プリンタは少々割高という価格設定になっています。

もちろん、A3プリンタは万能(笑)なので、どんなサイズの印刷物でも作れる、という利点がありますが、ZINE作りという観点では、「そこまで必要ない」という割り切りもアリですね。

ZINE専門店「BOOKS DANTALION」さんを覗いてみるとわかりますが、冊子完成サイズでA4のものはほとんど見かけません。B5サイズのものはちらほらありますが、印刷屋さんに出しているものや、リソグラフ(印刷機)で作っているものなどが多いようです。もちろん、手製のZINEでB5冊子サイズというものもないわけではありませんが、圧倒的にA5サイズの冊子が多いことは「世間に出回っている家庭用プリンタの大半がA4プリンタ」であることと無関係ではないと思います。

A4プリンタが数千円で買える時代にA3プリンタは数万円の相場であることを考えても、

A4プリンタでいいんじゃない?

というのが私の結論(笑)



<激論2>インクジェットプリンタには2つの考え方がある

インクジェット、とひとくちに言いますが、現在各社さんの販売ラインナップは明らかに2つの系統があります。

ひとつの系統は、「ゴージャス」タイプで、これは6色インクを搭載しています。とにかく豪華で高機能路線というやつですね。写真画質を追求していて、CDにそのままラベル面印刷ができたり、スキャナ付き複合機だったり、オートシートフィーダがついてたり、まるで「ちいさなコピー機」みたいなつくりを目指しているタイプです。
カラーモニターがついてたり、無線LANがついてたり、とにかく何でもついてます(笑)

ZINE作りに関係あるポイントとしては、

両面印刷機能がある

 ふちなし印刷ができる

などが注目点です。


EPSONハイエンド機の例 EP-904A
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/multi/ep904a/



もうひとつの系統は、「激安」タイプで、インクが4色どまりで、とにかく機能がしょぼいのだけれど、その分お安くなっている路線ですね。
4色インクという時点で、写真画質が落ちます。このあたりの機種はフォトZINEを作りたい人には、悩ましいところかもしれません。


canon最安機の例 iP2700
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/a4/ip2700/index.html

しかし、激安機をなめてはいけません。なんと↑のiP2700は\3980~の実売価格なのです。どんな店でもだいたい5000円以下で販売していますから、その安さたるや驚きです。


では、ZINEを作る上で、知っておくべきことは何か、について列記します。

①両面印刷機能は、たいていの機種がA4とレターサイズ限定。その他のサイズについては対応していないことが多いから、それを踏まえて選ぼう。
そして、業務機ではない家庭用プリンタの両面印刷機能は、とにかく「よく滑る」、確実に紙が送れないと、失敗作の本ができてしまうから注意。

②ふちなし印刷がどうしてもほしい場合は「インクジェットハイエンド機」しか選択肢はない。CDラベル面印刷機能もおなじ。

③ZINEは本であることを思い出そう。つまり、両面に印刷するのであって、片面だけ写真画質でも意味がない。両面に写真画質で印刷できる専用紙は数少なく、高い。また写真画質で印刷する場合は、インクがべらぼうに必要でコストが跳ね上がる覚悟を。


つまりですよ。ものすごく高いお金をかけて、高いZINEを作るのであれば、高機能なハイエンドプリンタがあってもいいですが、そうでなくてDIY感覚でとにかくお金をかけないZINEを作りたいのであれば、低価格機でもいいじゃん、という割り切りも大事なわけです。

しかし、低価格機には、「プリンタ本体が3980円でも、替えインクが黒2980円、カラー2980円するという逆転劇」が待っていることもお忘れなく!!!



<激論3>複合機のいいところ、悪いところ。

最近は、コピー機のように使えるスキャナ付き「複合機」も流行りですね。ZINE作りの上で、スキャナはあったほうがいい機械ですから、スキャナを持っていない場合などは複合機を選択するのもいいと思います。

しかし、この家庭用複合機プリンタはお店や会社にあるような「コピー機」としての性能を有していないので注意です。
なんとなく、「コピーみたいに使えるんだろうな」と思っていると哀しい思いをします。「それほど綺麗にコピーできない」という現実に直面するからです(苦笑)

これは、簡単に言えば、スキャナ部分から画像を拾って、パソコンできちんと修正してやって、プリンタ部分に最も適した形で送り込んでやれば、それなりにマシなんだけれど、複合機本体の「コピーボタン」をぽちっと押すだけでは、そこまで最高のポテンシャルが出ない、ということに尽きます。

複合機のコピーボタンは「とにかく、速くコピーできて、それなりに見えたらええやん」というチューニングで印刷されますから、スキャナも解像度が最高ではなく、印刷もそれなりです。

結果として、お店のコピー(完全業務用機)のように、綺麗に印刷できない、ということになるわけです。

そりゃ、お店の数十万のコピー機と、二万ぐらいの複合機がおなじ性能だったら、やってられんわ!ですね。



<激論4>両面印刷機能は必要か?!

実は私は両面印刷機能を持ったプリンタを所有しています。ところが上にも書きましたが、この両面印刷機能は、A4にしか対応していません。ほとんどのメーカーのプリンタはB5ですら両面ダメな機械が多いです。よくカタログを見てください。

なので、A4両面が必須な人については意味がありますが、それ以外の人にはあまり役立たないことが多いのがこの機能なのです。

そして、言っちゃ悪いが、両面機能がよく滑ります。滑るというのは、紙をうまく送れなかったり、両面のつもりが二枚一緒に掻きこんだりすることです。

私は本業の会社の方では大きなコピー機を使っていますが、会社にあるようなコピー機の両面印刷機能とは、まるで信頼性が違います。

ZINE作りでは、ページ送りミスは致命的で、一冊ダメにしてしまいますので、多少めんどうでも、手動で両面印刷をするようになりました(^^;;



両面印刷機能搭載 約13,000円~で買える canon LBP6200
http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-mono/6200/index.html





<激論5>ZINE作りの正統派プリンタとは?!

ZINEのもともとの源流は、詩人やストリートなお兄ちゃん達が、自分たちで書いた詩や散文・イラストなんかを「ゼロックス」で複製してホチキスでパチンと本にしたことがスタートだと言われています。

「ゼロックス」とは何か、というと簡単に言えばコピー機のことです。私たちがいま使っているレーザー方式コピー機は、ゼロックス社が開発・売り出したので、そういう呼ばれ方をしているわけです。

ゼロックスが本流だというのであれば、ゼロックスの機械でZINEを作ろう!という発想もお洒落ですよね(笑

ちなみにゼロックスの日本法人は富士フィルム系の

富士ゼロックス社
http://www.fujixerox.co.jp/

です(^^

このゼロックス、すごいことに、自社でもレーザープリンタを売り出していますが、なんと

EPSONのレーザープリンタもNECのレーザープリンタも、ゼロックス製

です。

canonとリコーは、自社開発のレーザープリンタなので、ゼロックスではありません(だからどうした)

さて、レーザープリンタの話がでてきたので、ZINE作りの上でインクジェットとの比較をしておきます。


①レーザープリンタではフチなし印刷ができる機種はない。仕組みが違うからしょうがない。

②おなじみコピー機とおなじでトナーを使うので、濡れてもにじまない。

③写真画質はめちゃくちゃ綺麗ではないが、そこそこ綺麗。それでも普通紙にインクジェットで印刷したよりもはるかに綺麗。

④レーザーではCDラベル面プリントなども無理。

⑤インク代(トナー代)は安い。しかし、たくさん印刷できる分カートリッジが見かけ上高い。

インクジェットは100枚刷れてカートリッジが1000円ぐらいするとしたら、レーザーは1000枚刷れて5000円、みたいな感じ。




<激論6>激安プリンタBESTはこれだ!

というわけで、今もっともホットなプリンタベストバイをご紹介。もちろん、5000円前後で買える激安インクジェットも魅力ですが、昨年秋からネット界やらパソコン好きを騒がせているプリンタがあるので、ZINE作りにもお役立てください(笑)

①魅力第一位 カラーレーザー NEC PR-L5750C





本体定価9万円近いセミプロ機なのに、1万円前半で叩き売られているすごいヤツ。だいたい14,000円ぐらいで送料無料なら即買い。

カラーレーザーが1万円台ということ自体がすごいこと。基本的に、メーカー在庫処分なので、あるだけ売り切り価格です。マニアは2台以上買ってます(笑)

難点は、めちゃくちゃ大きくて重いこと。女子はひとりで設置できません。重さ20Kgあります(爆)

その代わり、カラー4色タンデムエンジンなので激速で印刷できます。画質も、ZINE作りでいえば最高クラスではないでしょうか。

上でも書きましたが、中身は富士ゼロックスのOEMなので、本家本元ゼロックスマシンであることもZINEマニアの心をくすぐります(笑)


今日の最安値は13,800円なり。(価格コム)
http://kakaku.com/item/K0000003975/


・・・ちなみに松尾家には2台あります(はっはっは)

②魅力第二位 カラーレーザー NEC PR-L5600C



発売は最近なのに、もう安値になっているカラーレーザーです。もちろん富士ゼロックスOEMマシンなので、本家本元。

売値は、今だいたい9800円!

このマシンのすごいところは、EPSON LP-S520C という名前になると、売値が二倍以上になるところ。



色が違うだけで、中身はおなじです。エプソンブランド恐るべし。


5750Cに対して後継機にあたるシリーズなので、小さくて軽くて画質も良くなっています。

しかし、ひとつだけ問題点があって、それは「レーザー感光ドラムが交換できない仕様」になっていること。

ふつうのレーザーは「トナー」と「ドラム」の両方が交換でき、長く使えるのですが、このマシンは「ドラムは取り出せない」仕様になっています。

そのためドラム寿命の3万枚を印刷しきると・・・・動作が止まる!!!のです(笑)

その分、使い捨て感があるのですが、9,800円のカラーレーザーなら、それもいいかと。

ちなみに、3万枚を印刷するのに、トナーをだいたい20回くらい交換しないといけません(笑)

その前に壊れる可能性のほうが、大ですね。インクジェットでいうと、200回インクを交換した印刷枚数に匹敵します。

今日の最安値は9,980円なり(価格コム)
http://kakaku.com/item/K0000277250/


・・・ちなみに松尾家に一台あります(はははは)

画質比較をしたのですが、5750Cも5600Cもほとんどというか全く同じ印刷結果ですね。

2012年3月15日木曜日

キュートすぎるノート「神戸ノート」




こんばんは

まだまだ寒いですが、早く春になってほしいものです(^^;今年はいつもより1~2週間暖かくなるのが遅いように感じます。

さて、ここのところずっとzine部の活動の一環として「はじめてのzine zineの作り方ワークショップ」をやってきましたが、公式に「How to Zine」の第一号も発表されたので、ちょっぴり中休みを頂いております(笑)

続々とツイッターなんかでは「How to Zine」に関する感想などが届いていますが、まだの方はぜひこの機会にどうぞ!

「How to Zine」(zine部)
http://zineclub.web.fc2.com/zine-how.html


ところで、このzine好きな集まりである『zine部』ですが、実は異なるふたつの集まりの集合体みたいになってます(笑)

ひとつのzine部は、http://zineclub.web.fc2.com/を中心に活動しているzine部で、

もうひとつは、http://notebookers.jp/さんの中にできたzine部です。

ツイッターでは#zine部というハッシュタグを共通で使っていますので、どちらのzine部員も、それぞれにゆるーく相互交流できるようになっています。

zine部という名前が固有名詞ではなくて、どこにでもいくつでもある「zine部」として一般名詞になるくらいがんばっていきたいね!というわけです。





さて、そんなわけでhttp://notebookers.jp/さんは、ノート好きさんの集まりなので今回は、ノートについてあれこれ。

ノート好きさんの間では「モレスキン」ノートなんかが人気が高いのですが、私が個人的にいちおしなのは


神戸ノート


です!

おそらく、日本のノートの中でもっとも心くすぐられるノートのひとつだと思うのですが(^^



なんとこのノート、神戸市の小学生は全員使うという由緒正しい学習ノートで、神戸っこは転校生でない限り「ジャポニカ学習帳」を知らない、というからケンミンショーですね(笑)


もともと、戦後物資が不足していた時代に、「子供達にみんなに学習ノートがいきわたるように」という思いで作られたノートなので、歴史もあります。作っているのは「関西ノート」という会社。

レトロ感がある表紙は、文房具屋のおっちゃんが撮った神戸の町の名所の写真を使っているそうで、なんと40年近く昔の写真もそのままモデルチェンジしていない、とか、ツボ満載です。

B5ノートと、A5ノートがあって、高学年用のA5ノートなんかは大人が使ってもお洒落です。

最近は神戸以外でも通販で買えます。
http://yamadastationery.jp/Maker-Brand/kobe-note/


さて、そんな神戸ノートの中で、さらにお洒落さんのツボを刺激するのがこのシリーズ!

イメージ 2


音楽ノート!完全なる手描き表紙。

知らない人がみたら、そこらへんの子供が勝手に表紙をマジックで書いたとしか思わないと思いますが、ちゃんと印刷された表紙です。

イラストがいけてるといったらありゃしない。

逆にこういうzineを作ってみたいものですね(^^


そして、中でも最強にキュートでポップなのが低学年用音楽ノートです。


イメージ 3


もう、そこらへんのアートzineなんか吹き飛んでしまいそうな素晴らしい表紙です(^^

名作ですね!

というわけで、みなさんもぜひ自分の街の写真を撮って、それをノートの表紙に仕上げて「横浜ノート」とか「大阪ノート」とか「尾道ノート」とか、そういうオリジナルな作品を作ってみてください。

モレスキンが、「アーチスト達が使うノート」だとしたら、神戸ノートは「存在が既にアート」なノートだと思いませんか?!名前もわからない市井のアーチストの絵や写真がそのまま表紙になってる、ってすごい。

2012年3月14日水曜日

ポジティブに生きるためには? ポジティブに生きる方法


最近、というか以前からなのですが、いろんな相談ごとを受けるのが私の体質のようで(^^




人生相談もあれば、なにか仕事の方法論的なものもあるし、友人関係のちょっとしたこととか、それは多岐に渡ります。



基本的に表面的に話を聞いてお茶を濁す、ということはしないので、かなり真剣に回答します。それが、時にはズバズバやりすぎて相手のことを傷つける結果にもなりますが、まあ本人は至って悪気はないのです。



その代わりといってはなんですが、通りいっぺんの答え方はしない分、私自身もいつも本気でぶつかります。

去るものは追わず、来るものも拒まずです。

あ、ちなみに私信ですが、わたしは全然怒ってもいないので、何かあればいつでもどうぞ。わたしはちっともこだわっていません。

↑誰に言ってるんだか(笑)





さて、あいも変わらずすっごく生きづらい世の中ですね。特に昨今は仕事の面で、日本経済が微妙なせいでとても大変な時代になってきたと思います。

プライベートでも、仕事上でも生きづらい、がんばりづらいという人が増えている気がします。




そんな現代の事情をまあまあ的確に書いている記事をみつけて、ひさびさに「おっ」と思いました(^^


雑巾掛けも楽しくなるポジティブ心理資本とは
 http://president.jp/articles/-/9289



プレジデントさんからの記事ですね。



一見すると流行の「なんでもポジティブに考えたらうまくいくぜベイベ」論について書かれているようですが、もうちょっと奥深かったのでチェック。

私は「なんでもポジティブ」論は実は嫌いです。私の言いたいこととリンクしている部分もあるのですが、無理やり「明るく元気にポジティブに」ふるまうのは、本質を理解していないとイタいだけです(苦笑)




さて、記事では「昨今の会社人は、何をどうしてよいかきちんと上から教えられず、混沌としているのだけど、でも明るく元気に人生・会社設計をしてゆかなくてはいけない」像を押し付けられている、という話でした。

で、どうしたらいいのか。

著者さんの論は4つです。



①価値観を絶対化せずしなやかに考える。かつ逃げない。

②いち会社に依存せず、いろいろな組織環境とかかわってゆく。

③自分の経験をストーリー化する。

④社外のネットワークをつくる。



まあ、私個人としては、この4点にとても共感したので、記事を紹介したわけです。



まず、①ですが、単なるポジティブシンキングへの批判ですね。「なんでもボクはうまくいく。ワタシはきっと大丈夫」というポジティブさは、それ自体はよしとしても、実は「現実から目を背けるだけのむなしい逃げ」になっている場合がある、ということです。

なので、「逃げない」は大事。ポジティブでありながら、事実もきちんと受け止め、それをまた理解・挑戦・クリアする姿勢がポイントだと思います。

自分の汚い・気持ち悪い部分、哀しい部分を受け止めて、乗り越えなくとも、せめて場に応じてコントロールしたいなあ!というポジティブさですね。大事なのは。



②なんかは、私が常にやっていることで、以前のブログにも書きましたが、私のアバターはいろんなところで活躍しています(笑)

会社人としての私は、ワタシを構成するいち要素でしかありません。


③はつまり言い換えれば「オンリーワンとしての自分」像を作ることですね。他者との差異、なんてことばで記事では書かれていましたが、自分の歴史は、自分だけのもので、全くおなじ歴史をたどる別人はいません。

そこをどう意識するかです。

私はよく、「自分は文化を残せているか」ということを考えています。形あるもの、作ったものはかならず滅びますから、「オレはこれを建てたんだ」とか「これを作ったのはオレだ」という感覚も大事ですが、実は永久不滅ではありません。



しかし、文化を作れば、それは形あるものではないので不滅です。文化として伝達されつづければ、永遠に残る何か、に関われたことになるからです。

しあわせなことに私のアバターは、括弧とした文化を築いてくれましたので、私は心おきなく死ねます(笑)これまた幸せなことに、私にはわたしより上手な弟子がいるもので。

(まあ、まだまだやるべきことが残っているので、そう簡単には死にません)



④の「社外ネットワーク」は言い換えれば、自分の身近な環境以外のネットワークを作る、ということでもあります。

ママさんだったら「ママ友」の世界以外ともつながっておくことですし、学生さんだったら「学生以外」とのネットワークでもあります。

まあ、ここらへんはよく言われることですね。



私自身は、かなりポジティブな人間なので、(とはいえ、昔はめちゃくちゃ神経質で、中学校の担任と折り合いが悪く胃潰瘍になるようなヤツでした)たいていのことには動じないし、悩みません。



宗教家ではないのでへんてこな言い方ですが、ある意味「悟り」を開いたような境地です(笑)



そういう気持ちになるのは難しいことと思われるかもしれませんが、けっこう簡単です(^^;



表面的に言えば「やりたいようにやればいい」のです。ただ、コレも誤解を招く言い方なので気をつけたいところですが、ヒトは「やりたいことをやった」結果、最悪の事態に直面して強くなったりするという側面もあります。

そこで逃げてしまったら、やっぱり「悟り」にはたどりつけないかも(笑)

2012年3月11日日曜日

How to Zine 完成です。

こんにちは

zine部の公式zine第二弾「How to zine」が完成したみたいですね(^^

その名のとおり「zineをどうやって作ればいいの?」という質問に対するhow toになっているこのzine、まだ読んでいない人は、さっそくzine部のページからダウンロードして、印刷して、折って綴じてみてください(^^

zine部 How to zineのページ
http://zineclub.web.fc2.com/zine-how.html




もちろん、今回は私も参加しております。

完成の発表は昨晩あったらしいのですが、私は今朝になってからダウンロードして読みました(おそい)

というわけで、本誌を読み終えての感想など。


○ まず、文字そのものも手書き派の人やパソコン派の人、両方混在の人もいて面白かった!

○ みんな面付け(ページの割付)がけっこうアナログなんやなあ、とふむふむ。私の場合は、アナログ方式も使うけれど、adobeさんに任せてしまうzineもけっこうあるので・・・。

○出力を自前のプリンタではなく、外部で行っている人が意外に多いと、驚いたり(^^;

たとえば、アナログ素材をどう生かすか、なんてあたりも、それぞれ作り方のツボが違うんでしょうね。

↓こんな場面を考えてみます。

文字はパソコン、写真はデジカメの写真データを使う、イラストは手描き。といったページがあるとして。

<Aパターン>

 パソコンで文字を打ち込んで、デジカメの写真をレイアウトして貼り付け、イラストはスキャンしてデジタル化したものをレイアウトして貼り付け。完成したデータを印刷。


<Bパターン>

 パソコンで文字を打ち込んで、それを台紙として印刷。それにデジカメの写真を印刷した紙を貼り付け、イラストは手描きで台紙に描き込む。

 この原版となる台紙をコピーして印刷。


この2つのパターンで出来上がる紙面というのは、めちゃくちゃ風合いが変わるわけです。そこに作者の意図がはっきり出てくるので、興味深いなあ、と。


もうすこし読み込んで、その人その人のいろんなzineの作り方をイメージしながら私も新しい方法を考えてみます(^^

2012年3月10日土曜日

「はじめてのzine」ワークショップ第十一回 『CD付きzineを作る-つづき』の巻

こんばんは

今日は、前回の続きです。

CD付きzine「うたうシャミレレ」を製作中ですが、今回は肝心の「CD」のほうを作りましょう。

お手持ちのCDライティングソフトで、すぐに焼けるように、isoイメージファイルで作ってあります。

↓ファイルはこちら。

https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-dejfplqdrd4rrw5cagbnxrbmym-1001&uniqid=740e7b46-c494-4bef-87bb-9fe83a487761&viewtype=detail

CDRライティングソフトには、isoイメージを読み込んで、そのままCDに音楽データを再現する機能がついています。
詳しくはソフトによって使い方が違うので、お手持ちのライティングソフトの説明を調べてみてください。



CDが焼けたら、さっそく紙ジャケットにほりこんで、「うたうシャミレレ」の完成です!!!



実際に、このブログのデータから印刷して作ってみました(^^

オリジナルとの違いは、ジャケットに押された「お名前はんこ」のところがあるかないか、だけですね!


というわけで、2回に渡って演習したCD付きzine作りはおしまいです。


☆ ご感想・ご意見などがあればお寄せください!

ワークショップについてのリクエストがあればどうぞ!

2012年3月9日金曜日

「はじめてのzine」ワークショップ第十回 『CD付きzineを作る』の巻

こんばんは

前回、せっかくCD紙ジャケットの作り方を練習したので、今回はその技術を使ったzineを作ってみましょう。


今回と次回とで、実際に頒布されたzineのコピー(そっくりなもの)を作ってみたいと思います(^^


<ワークショップ> 実物のCD付きzineを作る。


イメージ 1

このzineは2011年(昨年)の春~秋期に兵庫県立丹波並木道中央公園さんで頒布されたCD付き冊子です。


兵庫県立丹波並木道中央公園
http://www.hyogo-park.or.jp/tanba/

この公園では、もう3年くらい定期的に手作りで作る三味線のワークショップイベントを開催していて、公園には楽器の実物は展示してあるのですが、「実際にどんな音が出せるのか」とか「どんな曲が弾けるのか」を来園者にお知らせして、イベントに興味を持ってもらおうというねらいで作製されています。

配布は無料で、モノクロ8ページ+CDという仕様でした(^^


今回は、そのzineの特別版!なんとオリジナルではモノクロになっていた写真部分がカラーのバージョンをネット上で再現して作製します。

イメージ 2

↑CD部分はこんなふうに付録になっています。前回のワークショップで演習した中綴じ紙ジャケット仕様です。

今回のワークショップでは、まず、紙部分を作ってしまいましょう。

①以下の画像データを両面印刷して、A4横置き2枚(1枚目表裏・2枚目表裏)の紙部分を作製する。

②そのあと、前回のワークショップ同様、紙ジャケットを作っておく。

③出来た紙パーツを中綴じで止めて完成させる。(ただし、CDそのものはまだありません)

・・・という流れです。

肝心のCDは次回CDR焼きこみ用データを用意しますので、しばらくお待ちください。


まずは冊子を先に完成させちゃいましょう!!!


イメージ 3

↑1枚目表

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↑1枚目裏

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↑2枚目表

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↑2枚目裏


というわけで、次回へ続く!!

2012年3月6日火曜日

CD付きzineの作り方 ~zineコレクションから~

こんばんは

前回のワークショップではCD用の紙ジャケットを製作しました。というわけで、CD付きのzineもたくさん発表されているので、今回はいろいろご紹介します。

CDをどんな風に収納するのか、ということだけでも千差万別ですから見ているだけで面白いです(^^


それでは、実際に見てゆきましょう!



①Tail's SPECIAL

http://www.books-dantalion.com/SHOP/D-0018.html


イメージ 1

B5サイズ CD付き24Pレーザーカラー

アコースティックユニット Tail'sさんの紹介と音源を収録したzineです。2009年の制作ですから、流通しているzineの中でもすこし初期のもの。

イメージ 2

CDの収録状況はこんな感じ。ペラもののポリジャケットをマスキングテープで貼り付ける、という手法です。

ポリジャケットが透明なので、CDにもラベルを印刷していますね!カラフル!


②SENSE ISSUE 

http://www.books-dantalion.com/SHOP/D-0131.html

イメージ 3

A5サイズ CD付き24P インクジェットカラー

ドローイングあり、写真あり、インタビューっぽい記事もあり、zineっぽさが満載の一冊(^^

CD収録は挟みこみなのですが、ジャケットも厚手の紙で手作りです。ジャケットのはんこ風もクール。

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はさみこみの場合、そのまま出荷だとCDが落ちてしまいますが、このzineはなんと毛糸でzineを縛ってある形で頒布されていました。(ひもを十字にかけるように結んであるのが、毛糸でできていた)

隅々まで手作り感があり、かつ考えられているzineです。


③ミニバラ

http://thelifelive.blog105.fc2.com/


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B6サイズ16ページ インクジェットカラー

@minibaraemikoさんの写真と詩を中心としたzineです。「ミニバラ」という曲が入ったCDがついています。

タイトルや随所に「けしごむはんこ」が押されていて、とってもキュートです。

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CDの収録状況は、紙ジャケットの貼り付けです。本文がB6サイズなのでノートの半分です。CDジャケットを貼り付けるギリギリのサイズ、ということがわかりますね!


④うたうどんぶらこ

http://blogs.yahoo.co.jp/sanshin_ism34/64110582.html

イメージ 7

A5サイズ 20ページ モノクロ

手作り楽器どんぶらこを紹介するzineです。カザフスタンの楽器「ドンブラ」を小さくしたのがどんぶらこです(笑)

カザフ音楽の紹介や、どんぶらこの作り方など、いろいろ満載!

イメージ 8

どんぶらこがどんな音を出すのかすぐにわかる演奏CDが付いています。これも紙ジャケット貼り付けですね。

タイトルに使われているハンコは、ひらがななまえはんこというグッズを利用しています。

商品名は「シャチハタおなまえスタンプ」
http://www.shachihata.co.jp/catalog/lineup/060/002/002/

これは便利!


というわけで、いろんなCD付きzineを見てきましたがどうですか?音楽が趣味の方はぜひCD付きzineに挑戦してみてくださいね!


2012年3月5日月曜日

「はじめてのzine」ワークショップ第九回 『CDジャケットを作ろう』の巻

こんばんは 毎度おなじみ「zineの作り方」のコーナーです。

これまで一応本らしいものを作ってきて、フォトzineにも挑戦しました。ということで、今回からちょっと違うジャンルのzine作りを演習してゆきたいと思っています。

それは、音楽zine!!!

簡単に言えば、冊子としてのzineに付録でCDを付けるということを想定してのzineワークショップです(^^

冊子にCDを付ける方法は、いろいろあります。たとえば、手間をかけたくなければ、市販の紙製CDジャケットなんかがありますので、そういうのを貼り付けたり、挟み込んでしまえばいいですね。


イメージ 1

↑100円ショップなどでも売っている「紙製ジャケット」。貼り付けたりすればOK。


しかし、買って貼るだけでは面白くないので、せっかくですからいつものように紙工作で作ってしまいましょう。

それでは、紙ジャケットの作り方!


<ワークショップ> CD用紙ジャケットを作ろう


イメージ 2

まず、ちょっと縮小されていて読みづらいですが、ブログの写真は拡大できますので、拡大して見てくださいね。

A4用紙を半分に折って、図のように一部カット、一部折り目をつけておきます。

①端から4センチでカット。

②周囲は2センチ・2センチ・2.5センチで仮に折っておく。

(2.5センチの箇所が、ジャケット封筒の『フタ』になります。2センチのままでもいいですが、ちょっと短いのでフタしづらくなりますから、心もち長めに設定しています)


イメージ 3

私はいつも、2つ折のまま、カットしてしまいます。はさみでサクっと切ってしまいます。はじっこの斜めカットについては次の図で説明しますが、まあ、だいたい上の写真のように切ります。

イメージ 4

二つ折からの展開図が↑これ。

実際には、折ったまま切りますが、それぞれのパーツがどういう役割を果たすのかわかりやすいように、説明を入れています。

横のふたと下のふたは、糊付けしてしまいます。

CDを入れるところは、やや斜めにカットしたほうがCDを入れやすくなります。封筒とおんなじです。

下のカットも、ほんの少し斜めにしておくと、重ね部がはみ出したりしないのでキレイに仕上がります。

「ひみつの役割」と書いてあるふた状の部分は実際にはふたとして使いません。

この部分は、ふつうのCD紙ジャケットとして使うときには切り落としてしまってください。必要ありません!

ひみつの役割は、zineを作る時にだけ必要なのです(笑)

だから「ひみつの役割」(^^

イメージ 5

完成すると、↑こんな感じになります。

この写真は表からみた写真なので、横と下は既に糊付けされています。上はフタになって向こう側へ折りこまれています。

わかるかな?(^^

左はじにべろんと出ているのが、「ひみつの役割」のところです。


さあ、ではこのジャケットを中綴じzineに組み込んでみましょう!!!

イメージ 6

A5版中綴じzineに組み込んだところ。青いのがジャケット。白いのがzine本体だと思ってください。

ね?きちんと綴じこまれているでしょ?


仕組みは↓のようになっています。
イメージ 7

はい!これで「ひみつの役割」のやくわりがわかりましたね!そうです。このベロ(タブ)は冊子本体と一緒にホチキスで綴じ込むための橋渡しの役割になっているわけです。

もちろん、ホチキス止めをせずに、ふつうのCDジャケットとして製作して冊子に糊付けでもかまいません。

でも、↑のほうが

「綴じ込み付録」

っぽくていいでしょ?



というわけで、まずは手近な紙を切ったり貼ったりして、紙製CDジャケットの作り方をマスターしましょう!!!

2012年3月2日金曜日

スティーブ・ジョブズとzineの話

ぶらぶらネットをうろついていたら、ちょっとだけ面白い文章を見つけた。

「世界を変えた男」 Team LENSさんのブログから
http://www.team-lens.com/backstage/impressions/2011/october/2011_1022.html

まあ、簡単にかいつまむと。スマホとネットとスティーブ・ジョブズの話。

面白かったのは、zine文化とネットの台頭をリンクさせて書いている部分。なるほど、たしかにmacとヒッピー文化とzineとネットは、通じるものがある。

”ヒッピーカルチャーを最新のテクノロジーで実現する”

というくだりは、なかなか面白い。たしかに、コンピュータには、そういう部分があるような(笑)


ちなみに、私はスティーブ・ジョブズ信奉者ではないし、最新のテクノロジーなんてものは、結局は旧来の文化の焼き直しにすぎない、とも思っている。

焼き直し方がクールであれば、それはかっこいいし、焼き直し方が非クールであれば、それはかっこわるい。それだけだ。

テレビは木製キャビネットに入って足が4本出ていたころから、本質的になんも変わっちゃいないし、

レコードがCDになろうが、

カセットテープがシリコンオーディオになろうが、

8ミリカメラやビデオがi-フォンのカメラになろうが、

本質的にやっていることは変わらん。たしかに、よりいろんな人が使いやすく広がった側面はあると思うけれど。



コンピュータの登場はたしかにちょびっと画期的ではある。しかし、たとえばゲームなんかにしても、数億円かけて作った壮大なグラフィックゲームが結局没落して、モバほにゃみたいな「シンプルゲーム」に戻るのだったら、8ビットのピコゲーのほうが面白かったような気もする。

ケータイでモバほにゃするなら、ゲームウォッチをしようぜべいべ。

スマホが人気だけれど、実は私はずっとpalmユーザーだったので、アイフォンがそんなにすごいとは思わないし、そもそもpalmにどうやって通信機能をのっけるか、というのがスマートフォンの原点じゃなかったっけ??

そういう意味では、テクノロジそのものは、そんなたいしたものではなく、その魅せ方や取りまとめ方がクールかどうかが問題なのである、と思う。

3D画面がどうのこうのとか言っている昨今だが、花と緑の博覧会とかで見たぞ、3D画面(笑 ・・・そして古い!)

愛地球博で、JR東海のリニアモーターカーだって飛び出してたじゃん。(たまに見る3Dは楽しい。しかし毎日は、いらん)

というわけで、スティーブ!たしかにあなたはかっこよかった。それは確かに認めます。あのマッキントッシュのデザインは、それこそクールでしたよ!

カラークラシック2買おうか本気で迷ったもんねえ!

しかし、スティーブが結局Zen精神に立ち戻ろうとするのであれば、私はあなたから何かを取り戻しにかかろう、なんて思っています。

クールであれば、OK。それはテクノロジの質であって、テクノロジのレベルの高低とはちょっとちがう次元だと思う。

だから、私にとっていまzineは面白いのである。それがヒッピー文化の原点に近かったり、テクノロジに対するアンチテーゼであったり、いろんな原点的な要素を持っているから。

スティーブ・ジョブズがうらやむような、最新のテクノロジをつめこんだzineを、私は作ります(笑)←おいおい。

「はじめてのzine」ワークショップ第八回 『ヴァーチャル社会見学・九州へおでかけ』の巻

まいどおなじみzineの作り方ワークショップです(^^

ここのところいい調子で更新できておりますが、いつ停滞するかわかりません(笑)

いけるときにどんどん行きます(^^


さて、今回は印刷したり、切ったり折ったり貼ったりの手をとめて、ちょっと外をぶらついてみることにします。

題してバーチャル社会見学!


zine作りにもっとも必要なこと、というのは、実は製本の技術でも文章を書く力でも絵を描く技術でもありません。

いちばん大事なことは、

「いろんなzineを見る」


ということです。



人間の脳みそというのは、五感から入ってきた刺激(電気信号)を2つ以上受けたときに、つぎのシナプスにビビっと新しく電気が発火するようにできています。

つまり、なーんも刺激を受けないと、人はなにも生み出せないつくりになっているのです!


というわけで、本当であればzineを扱っておられる本屋さんでいろいろなzineを手にとってみてほしいのですが、なかなかそれも叶わない地域に住んでおられる方もいるので、こんなページをご紹介します。


本屋にない本の本屋さん
http://www.ebpark.jp/Default.aspx

九州のzine(どちらかというとリトルプレス・フリーペーパー)をネットで閲覧できるサービスです。

個人・グループの手作りzineとはまた雰囲気が違いますが、見て学べることがたくさんあると思います。

ブラウザで読めますので、紅茶片手にのんびり拝読しましょう。


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「zineの作り方」についてのワークショップ(うちのとは別ね!)を見つけたので紹介しておきます。


MDNデザインさんのサイトより
http://www.mdn.co.jp/di/articles/2391/


もともとは雑誌記事ですので、ネットでは一部が見られます。ぜひ!