ぶらぶらネットをうろついていたら、ちょっとだけ面白い文章を見つけた。
「世界を変えた男」 Team LENSさんのブログから
http://www.team-lens.com/backstage/impressions/2011/october/2011_1022.html
まあ、簡単にかいつまむと。スマホとネットとスティーブ・ジョブズの話。
面白かったのは、zine文化とネットの台頭をリンクさせて書いている部分。なるほど、たしかにmacとヒッピー文化とzineとネットは、通じるものがある。
”ヒッピーカルチャーを最新のテクノロジーで実現する”
というくだりは、なかなか面白い。たしかに、コンピュータには、そういう部分があるような(笑)
ちなみに、私はスティーブ・ジョブズ信奉者ではないし、最新のテクノロジーなんてものは、結局は旧来の文化の焼き直しにすぎない、とも思っている。
焼き直し方がクールであれば、それはかっこいいし、焼き直し方が非クールであれば、それはかっこわるい。それだけだ。
テレビは木製キャビネットに入って足が4本出ていたころから、本質的になんも変わっちゃいないし、
レコードがCDになろうが、
カセットテープがシリコンオーディオになろうが、
8ミリカメラやビデオがi-フォンのカメラになろうが、
本質的にやっていることは変わらん。たしかに、よりいろんな人が使いやすく広がった側面はあると思うけれど。
コンピュータの登場はたしかにちょびっと画期的ではある。しかし、たとえばゲームなんかにしても、数億円かけて作った壮大なグラフィックゲームが結局没落して、モバほにゃみたいな「シンプルゲーム」に戻るのだったら、8ビットのピコゲーのほうが面白かったような気もする。
ケータイでモバほにゃするなら、ゲームウォッチをしようぜべいべ。
スマホが人気だけれど、実は私はずっとpalmユーザーだったので、アイフォンがそんなにすごいとは思わないし、そもそもpalmにどうやって通信機能をのっけるか、というのがスマートフォンの原点じゃなかったっけ??
そういう意味では、テクノロジそのものは、そんなたいしたものではなく、その魅せ方や取りまとめ方がクールかどうかが問題なのである、と思う。
3D画面がどうのこうのとか言っている昨今だが、花と緑の博覧会とかで見たぞ、3D画面(笑 ・・・そして古い!)
愛地球博で、JR東海のリニアモーターカーだって飛び出してたじゃん。(たまに見る3Dは楽しい。しかし毎日は、いらん)
というわけで、スティーブ!たしかにあなたはかっこよかった。それは確かに認めます。あのマッキントッシュのデザインは、それこそクールでしたよ!
カラークラシック2買おうか本気で迷ったもんねえ!
しかし、スティーブが結局Zen精神に立ち戻ろうとするのであれば、私はあなたから何かを取り戻しにかかろう、なんて思っています。
クールであれば、OK。それはテクノロジの質であって、テクノロジのレベルの高低とはちょっとちがう次元だと思う。
だから、私にとっていまzineは面白いのである。それがヒッピー文化の原点に近かったり、テクノロジに対するアンチテーゼであったり、いろんな原点的な要素を持っているから。
スティーブ・ジョブズがうらやむような、最新のテクノロジをつめこんだzineを、私は作ります(笑)←おいおい。
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