中古で購入した我が家なのですが、ベランダがかなりくたびれてきたので、今回DIYで防水塗装に挑戦しました。
防水系塗料は各社いろいろ出ているのですが、塗膜の薄い簡易防水系のコートではなく、ある程度しっかりした塗料をチョイス!
購入したのは、ペイントジョイさんで扱っている
「水性防水剤ミズハ」です。
https://item.rakuten.co.jp/paintjoy/c/0000002033/
下塗り+本剤2回+トップコートのセットで、かつ道具もこみこみのセットが便利でした。
(楽天)
https://item.rakuten.co.jp/paintjoy/wp-239-4/
(Yahoo!)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/paintjoy/wp-239-4.html
刷毛やローラー、バケットなどが全部入っているので、買いたし不要なのがGOOD。
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まずは施工前。
かなり汚れているのと、塗りの繊維部分が露出しているのをみつけてしまい、
「これはマズい!」
と補修を考えることに。
幸いなことに、この段階では、防水塗膜が切れていなさそうだったので、今なら間に合うだろうと急ぎ施工を考えました。
現状の塗膜の種類を判断する材料は、「爪で押してみて、凹む。柔らかい」ことでした。
それで、現状が「ウレタン」防水であることを判断し、おなじウレタン系の「ミズハ」を選択。
最初に、下地の状態に「カビ」がかなり生えていたので、ボロ布を何度も交換しながらこそげ落とします。
ベランダが乾燥していると、カビが固着して固まっているので、当初は「ウレタンが変質して固着しているだけかな?」と思っていたのですが、施工当日の朝、夜露に濡れていると
「やばっ!床面がぬるぬるやんけ!これ全部カビやん!」
ということに気づいてしまいました。そこで慌てて、ちょい濡れなのを利用して、カビを拭き取りまくります。
(この作業がいちばんしんどかった)
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床面があるていど下処理できたら、下塗りシーラーを塗布してゆきます。
立ち上がり部分は刷毛で塗り、床面はローラーです。
成分は「木工ボンドを薄めたヤツ」にちょっと似ているので、塗りムラはできますが、乾くと全体的に透明になります。
待ち時間はちょうど1時間です。
乾燥できたら、ミズハ本剤を塗ってゆきます。
ミズハ本剤は、どろどろで、砂がまじっていることもあり、かなり重いのですが、ボタボタと落として、ぐいぐい塗りこんでゆきます。
塗りこみ作業は、「塗料が伸びない」ので時間はかかりますが、難しいことは全然ありません。ただ時間がややかかるだけです。
注意したことは、ボタボタなので、しっかり下地に塗りこめていない箇所ができないように、丁寧に塗ることでした。
下地がうっすら見えることがないように、塗りこんでゆきます。
それからまた1時間の待ち時間があります。
2回目の塗装の際、最初に塗った部分と判別できるだろうか?と心配していましたが、大丈夫です。
最初に塗った箇所は、乾燥すると暗くなるので、ちゃんと2回め部分との境目がわかります。
ただし、乾燥してくると色が同化してきます。晴れていると15分くらいで乾燥してきます。
塗膜はこんな感じ。砂材が入っているので、すべりどめになっています。
1回塗りでもけっこう均一に塗れて、塗りムラはほとんど目立ちません。
2回塗ると、さらに均一化します。
たいへんよくできた塗料で、施工性は良いと思います。
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2回めのあとは、2時間あけます。
最後にトップコートを塗ります。
トップコートは遮熱なので、さらに白いのですが、塗った当初は塗りムラが見えます。
でも、乾燥するとこれも目立たなくなるので大丈夫!
完成!!!
素人が施工しても、それなりに、というかかなり綺麗に仕上がります。これはすごい!
塗膜もしっかりしていて、安心感があります。
作業時間は、朝9時からはじめて、規定の待ち時間を守って午後6時くらい。ちょうど丸一日ですね。
うちの奥さんと二人で作業したので、2人工ですが、最初のカビ取りにずいぶん時間をとられたため、下地清掃を別の日にやっておけば、もっと早く終わると思います。
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どの商品を選定するかでずいぶん悩んだのですが、ミズハは3万円弱します。ただのコート剤なら1缶で1万円くらいでもあるのですが、ミズハのセットは
■ 下塗り 1缶
■ 本剤 2缶分
■ トップコート 1缶
と、実質的に4缶分の内容です。それを考えると別に高いわけでもなく、実際に4層仕上げてみるとかなりの安心感です。
しっかり防水層ができていることがわかるので、おすすめだと思います。
(おしまい)