2018年7月27日金曜日

【PuppyLinux備忘録005】 PuppyLinuxでプリインストールされたソフトを削除する方法



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 PuppyLinuxを実用的に使うための備忘録です。



 今回は、プリインストールされたソフトを外す、削除する方法



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 初期のPuppyLinuxや、私が使っている571系のPuppylinuxには、そもそも「当初からインストールされたソフトを外す機能」というのがついていないのですが、比較的最近にアレンジされた派生PuppyLinuxには、



『remove builtin packages』


という機能が、メニュー>セットアップ>のところに用意されていることが多いです。




 まあ、たしかに直訳すると「ビルトインされたパッケージを外す」ということで、プリインストールソフトを外せることは外せるのですが、



 よくヘルプを読んでみると、こんなことが書いてあります。




 要するに、実行中のパピーのファイルのすべては圧縮されたsfsファイルに入っていて、(もっといえば今現在、ナウはメモリのなかにいるわけで)実際には組み込まれたソフトを削除できないので、



 次にその版のリマスターCDを作る時には、実際に削除されてサイズも小さくできるよ



ということなんですね。



 逆に、というか、ただしというか。



 FULLインストールしている場合は、実態そのものが存在するので、その場合は本当に削除できる、ということのようです。




 なので、たとえば



「USBインストールで運用していて、USBのスペースが足りないので、サイズを小さくしたいから、プレインストールソフトを選別したい」



という場合は、いったんプレインストールソフトを消したとしても、リマスタしないと意味がない、ということになります。



 これ、意外なる盲点。










2018年7月21日土曜日

【PuppyLinux備忘録004】 PuppyLinuxで運用するしんびわ・琵琶・ビューワ



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 PuppyLinuxを実用??的に使うための備忘録です。



 今回は、ちょっとマニアックですが、琵琶を使うための方法。


 18禁なのでよゐこの男子のみで。



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 ライブチャットビューワの琵琶をLinuxで運用する場合のヒント集です。

 なんのこっちゃわからん人はスルーしてください。


 


1) PuppyLinuxはどんなのでもたぶんOK。

 Precise-571JP以降は、ほぼ動作確認しています。



 ★確認はしていませんが、ほかのLinuxでも動くと思います。






2) googleーChrome系では動かないので、Firefox系のブラウザを使うのが良いと思います。


 Firefox

 Firefox ESR

 Light(ブラウザ)

 Palemoon


で動作確認しました。


 琵琶本体は、


 × 170508

 ○ 160611

 ○ 151001


 で動作確認。新しくなったFlashPlayerの設定ファイルなし版(170508)は動かし方がわかりませんでした。

 むしろ古いシリーズのほうが動くと思います。






3)Firefoxはオプション設定から「ポップアップウインドウをブロックする」のチェックを外しておくこと。これはLinuxとは関係なし。







4)Puppy LinuxではGet FlashでFlash Playerを取得してくるときに、最新のFlashにしないことが重要。


 最新版は動作しません。



  
 ↑GetFlashの1.7最新版では、こんな風に選ぶことができます。

そのままだと画像のように最新版がチョイスされてしまうので、下の2つのどちらかに変えます。

FlashPlayerの30.0.0では、琵琶は動作しません。

11.2.202と10.3.183は動作します。






5)Flashのグローバルセキュリティは、内部の操作パネルではきちんと動作しないので、オンラインのほうを使うこと。


http://www.macromedia.com/support/documentation/en/flashplayer/help/settings_manager04.html


で直接設定する。




( この画面は通常の検索からは出てきません。すでに隠されているのかな?

 
https://www.macromedia.com/support/documentation/jp/flashplayer/help/settings_manager.html


に説明がありますが、adobeとしては、最近は設定をオンラインではなく、flashプログラム側に持たせているようです)




さて、とりあえずオンライン版はこんなの↓



のように「常に許可」のところにチェックを入れる。




☆FlashPlayerは古いバージョンを入れ、なおかつセキュリティも甘く設定するので、このあたりは自己責任でお願いします。



 そりゃ、最新版を入れて、セキュリティも厳しくしたほうがいいに決まっているのですが、ここは琵琶を動かすには、ということであえての研究用設定ですよ。






6) コツは?


 ■ポップアップウインドウの許可はしたかね?

 ■Flashが最新版だとだめだぞ。

 ■Firefoxは最新でも大丈夫。

 ■Flashが古いと警告が出て止めてくれる場合があるけど、「プラグインをブロック」ではなく「許可を続行」でそのまま続行しましょう。



 まあ、これでたいてい動くと思います。



【PuppyLinux備忘録003】  派生PuppyLinuxを日本語化する



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 PuppyLinuxを実用的に使うための備忘録です。



 今回は、日本語ではない派生系のPuppyLinuxを日本語化する方法。



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1) Slackoなどの派生PuppyLinuxは英語のままなので


 Skacko Puppy Linux
 http://slacko.eezy.xyz/index.php


日本語にするための作業。



2) お世話になっているシノバーさんの格納庫から


http://shinobar.server-on.net/puppy/opt/



 lang_pack_ja-1.9.sfs   08-Jun-2014 20:01  18.8M  
 lang_pack_ja-2.0.sfs   31-Dec-2015 22:22  19.1M  
 lang_pack_ja-2.1.sfs   28-Feb-2017 20:41  19.8M 
 
 
などが日本語化パック。これを適用。
 
 
個人的には、Slacko6.3 ぐらいの時に2.0を使って、最近のSlacko7(6.999)ぐらいは
2.1を使わせていただいております。感謝です。
 
 
日本語化はそれほど難しくありません。
 
 
 

【PuppyLinux備忘録002】  PuppyLinuxに Firefox をインストールする方法



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 PuppyLinuxを実用的に使うための備忘録です。



 今回は、PuppyLinuxにFirefoxをインストールする方法。



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1) シノバーさんのサイトを訪れる。


  走れパピー
 http://shino.pos.to/linux/puppy.html


(PuppyLinuxに関しては、本当にお世話になる偉大なる先人のサイト)



2) パピー犬ちゃんのすぐ下にあるDownloadsをクリック


3) optional SFS 以下に、いろいろ格納されている。



4) firefox-28.0-ja_fp112.sfs       18-Mar-2014 22:35  37.9M  


のsfsファイルをダウンロードしてインストールする。


 これでFirefoxの28がほぼ自動で入るが、そののち、Firefox自身の「Firefoxについて」のバージョン表示のところへ行くと、更新の案内があるので、そこからこれも自動で最新版へ更新できる。



 なので、 Firefoxのバージョンはどれでもいいので、入れたら最新版までアップデート可能。


 これは楽ちん!




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注意事項)


 PuppyLinux向けのsfs・PetファイルでFirefox ESRが転がっていることがあるが、ESRも最新版に更新できるものの、ややくせがある。

 通常版とおなじバージョンまでアップできるわけではなく、あくまでもESRとしてバージョンが上がる。


 2018年夏、確認しているものとしては


通常版 Firefox 45.02

ESR版 Firefox ESR 38.4


まではアップデートできた。



 もっと最新も可能かどうかは、まだ調べていない。


【PuppyLinux備忘録001】  PuppyLinuxに Google Chrome をインストールする方法



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 PuppyLinuxを実用的に使うための備忘録です。



 今回は、PuppyLinuxにGoogleのChromeをインストールする方法。



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1) Puppylinux にChromeをインストールします。


 http://smokey01.com/OscarTalks/

(smokey01さんによって収録されている格納庫)


より

■ google-Chrome-48.0.2564.97-i386.pet    29-Jan-2016 19:52   65M 
 
■ google-Chrome-48.0.2564.97-i386.sfs    29-Jan-2016 19:53   65M
 
 
の どちらかを使用。sfsファイルもしくはPetファイル。


Chrome 48 の32ビット版です。


(48.0.2564 2016年1月バージョン

安定最新は 55.0.2883 2016年12月バージョン)


 


 インストール作業はほぼ自動。
 
 
 
 
 
注意事項)
 
 フォントが半角部分がギザギザになる。アンチエイリアスが失われたような字体。
 
 日本語入力ができない場合は、
 
  メニュー >
  デスクトップ > 
  SCIM入力メソッドの設定 > 【scim-bridgeを使う】のチェックを外すこと。
 
 
 
 
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 余談です。
 
 
 Chromeの32ビット版は、2016年3月で更新終了。
 
現在はLinux向けは64ビット版が公式サイトからダウンロード可能。


https://www.google.com/intl/ja/chrome/


.deb  .rpm

 
の2種類のファイルがあります。


 
ubuntu向けは、
 
https://google-chrome.jp.uptodown.com/ubuntu/old 
 
に42(2015年4月)までの旧バージョンがあります。
 
 
 
  

2018年7月20日金曜日

とにかく軽快・軽量を求める人の おすすめ 軽量linux 2018 ベスト3!




 最近、松尾バイトとしてはなーんにも活動していないなあ!ということで、ちょっと趣向を変えてしばらく個人的なPC環境について書いていこうと思います。




 というわけで、もはや20年近くLinuxを触り続けているマニアなおっさんが、軽量・軽快なLinuxについて解説。



 おっさんこと松尾さんは、


■ MS-DOS(3/5)


からはじまって


■ MSX-DOS  おい!


やら

■ Windows3.0

■ Windows3.1

■ Windows95/98

■ WindowsNT

■ Windows2000/Vista

■ WindowsXP

■ Windows7

■ Windows8.1

■ Windows10


と、仕事やプライベートで9801系やらAT互換機系をいじり倒してきたわけですが、結局、業務ではwindowsを使っているものの、ウェブを見たり、ブログを書いたりは、



 もはやLinuxしかありえない



状態になっています。


 その理由の大半は、Windows系は、それなりにパワーのあるハードではちゃんと動くし、必要なソフトも使えるのだけれど、ちょっとマシンが非力になってきたり、OSを長く使っていると肥大化して重たくなってくるからどうしても敬遠しちゃうからです。


 そして、重要な書類や、仕事上保存しなくてはならない文書以外は、Linuxで適当に扱ったりあしらったりするだけなら何の問題もない、ということもあるでしょう。


 ようするに


 エッチなサイトを見るのに、重要書類の詰まったマシンで見たりしたくないじゃない?!


ということだったりもするわけで。←そこ?!





 冗談めかして言ってますが、ウェブサイトをうろうろしていると、やっぱりwindowsでは踏んだら地雷になるような怪しいサイトもあったり、思わぬことでウイルスや”もどき”を掴まされてしまうこともあるので、マシン本体をクリーンに保つには、



使い捨てOS(いざとなったら丸ごとフォーマットできる)


が一番です。



 その用途には、 ライブUSBに焼いたLinuxが一番です。



 というわけで、軽量・快適に実用的に使えてしまう 激速Linuxを3点 お教えいたしましょう!







■ 第3位 ■  PuppyLinux Precise-571JP



 いわずと知れた軽量Linuxの決定版かつ日本語バージョン!


システム要件

CPU: Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上
メモリーは 5系256MB以上



 まあ、Ubuntu系やら、Fedoraやら、あるいはLinuxBeanやら、いろいろと軽めと言われているLinuxディストリビューションは、試してみましたが、結果として


軽量さ、軽快さ、マシン認識の容易さ、全体のバランス、情報量


のどれを取っても、PuppyLinuxが最高峰です。まあ、だまされたと思って、使ってみてください!


 Linuxを安定して使おうとすると、HDなどへの正規のインストールが必要になってくるのですが、PuppyLinuxは、USB起動ができて、かつ、USB内部に記録、記憶が可能です。

 なので、HDDへのインストールをせずに、全機能を使うことができるのが便利!


 それ以外のライブ系Linuxは、


■ ライブCDやライブDVDから起動はできるが、本格運用にはHDDへのインストールが必要なもの

■ ライブ立ち上げをしても、HDDに保存・記憶領域を作らなくてはならないもの

■ ライブUSBを作っても、お試し用と本格インストール用にしか使えないもの


などがあります。


 Puppyは、ライブCDやライブDVDではもちろん、保存記憶はできませんが、ライブUSBで運用すると、なんとそのまま起動・保存・記録領域までそのUSBに作れてしまうため、もともとのマシンのHDを一切汚さずに使うことができるのです。


 Precise-571JPを第3位にした理由は、


「リリースが2014年で、さすがにちょっと古い」
「プレインストールのソフト群にややクセがあったり、古さもある」
「571系以降のアップデートがない」


というあたりでしょうか。


 その代わり、

「当初から日本語化されており、まるで教科書のようなPuppyLinuxであるため、一番最初はまずPrecise-571JPをライブUSBで試しながら、慣れていくのがベスト」


とも言えるでしょう。まずはここからお試し!という入り口です。

 
 シングルコアのパソコン、XPが動いてたパソコンが転がっていたら、ぜひ人身御供にしてあげましょう。











■ 第2位 ■  PuppyLinux ArtfulPup(Upup)




 軽量Linuxであるpuppyは、日本語版こそ更新が止まっていますが、本家から派生したその他シリーズは、けっこう新しい更新がなされています。


 そこで第2位に選んだのが、Artfulpup(Upup)です。


 アートフルではいまいちよくわかりませんが、UpupのUは



ubuntu



ベースであるとことを示しています。




 Linuxディストリビューションの中でもUbuntuは、もともとわかりやすいシステムを目指しているので、私もLubuntuを軽量Linuxとして使っています。


 ではなぜLubuntuをおすすめしないかと言うと、たまーに


「GUIでログインしようとすると弾かれる(CUIでなら入れる)」


というエラーが出るからなんですね。


 ソフトウエアの更新にどこかでひっかかると、こいつが起きるので、仕方なくテキストベースで設定しなおさないといけないので、凹みます。



 さて、このArtfulpupのかっこいところは、アイコンがiphoneみたいにオサレなこと。


このあたりは好きな人どうぞです。














■ 第1位 ■  PuppyLinux slacko-700 rc3





  おいちょっと待て!全部PuppyLinuxやないけ!というツッコミ、ありがとうございます。


 そうです。全部パピーです(笑)


  Slacoはその名のとおり、SlackWare ベースの、まさにLinuxのガチ王道みたいな派生シリーズです。



 まあ、ぶっちゃけどれを使ってもいいのですが、Precise-571JP以外は、プレインストールソフトがもう少しこなれていて、使いやすくなっています。



 たとえば、どういうところが違うかと言うと、flashをインストールするgetflashというソフトがあるのですが、古いシリーズだとサーバーから拾って来れなかったりするのが、最新版に近いほどすぐ拾ってこれたり、最初に入っているブラウザの種類がいろいろ違っていたり、細かいことですが


「かゆいところに手が届かないのが571系」


「あ、便利になってる!のが新しめのpuppy」


ということですね。



 ただし!Precise-571JP以外は、最初は日本語ではないので「日本語化」作業が必要になります。


 慣れると日本語化は全然むずかしくないし、素晴らしい先人たちがすでにツールを作ってくれているのですが、そのあたりでつまづかないためにも


「最初にPrecise-571JPで慣れておく」


のはいいことだと思います。





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 個人的には、ずっと、Precise-571JPのぐりぐりカスタマイズ版とslaco6.3を使っていたのですが、最近、slaco700が出て


「いいじゃん!」


ということで移行しはじめているところ。






 ちなみに余談ですが、世界三大パピーと某所で呼ばれているディストリビューションがあって、



■ Artfupup-17.11


■ Dpup-Stretch-7.5


■ slacko-700 rc3



の3つがそれなんですが、真ん中の Debianベースの Dpup-Stretch-7.5 は、私の環境では、けっこう


「処理待ちで止まる」


ことが多かったので、今回はチョイスから外しました。



 松尾さんが検証用に使っているマシンは、いちおうデュアルコア(32ビット)なので、軽量なるpuppyLinuxではほとんど処理待ちで固まることはないのですが、Dpup-Stretch-7.5 の挙動を見ていると、3つの中では若干重いのかな?という気がします。



 体感的には「Lubuntu」では固まらないのに、「Fedora」では完全に固まる。

 でも、「Dpup-Stretch-7.5」では、


「あれ?止まってる?動いてる?」


ぐらいの迷いが生じたぐらいのタイミングで戻ってくる、という感じです。


(個人の感想です)





 というわけで、ボチボチですが、このLinuxに関してのシリーズはいろいろ書きたいと思います。