2021年1月21日木曜日

【Puppy Linux 備忘録013】2021年 もっともバランスのよいPuppyLinuxは? 〜パピーが重くなった!と感じる人へ〜

 

 まいどおなじみのPuppyLinuxの備忘録です。

 

 2021年になって、新しいパピーリナックスが2つほど登場しており、話題になっていますが、前回もレポートしたとおり

 

「重い」

 

のが難点。


(本家のサイトはこちら)

http://puppylinux.com/


□ FossaPup64 9.5  → Ubuntu Focal 64互換

 

□ Slacko Puppy 7.0 → Slackware 14.2互換

 

という新作が出ていますが、特にFossaPupは64ビットしかなく、まあそれは致し方ないかな〜とも思います。

 

 Slacko Puppy 7.0 のほうは、ずっと開発継続だったものが、この2021年1月に完成版になったものだそうですが、元になったSlackware 14.2は2016年7月1日リリースなので、パピーとしては最新ですが、

 

 元がちょっと古い

 

という難点もあります。

 

 

==========

 

 そんなこんなで「新しいディストリビューション」であることと、「軽さ・手軽さ」は常に相反するわけですが、実際に歴代のパピーをいじってきた中では、

 

 

 バランスがいちばんよいもの

 

というのが見えてきました。もちろん、個人的な体感ですが。

 

 

 前回の記事では、パソコンのスペック別、機種別のような感じで、適したバージョンをおすすめしたのですが、 


Core i3/i5/i7でメモリ4M以上

 

のマシンであれば、もちろん最新のPuppyLinuxを使うことをおすすめします。



 しかし、


やっとこさコアが2つで、メモリが2G

 

ぐらいの絶妙に古いマシンには、やっぱり最新版は重いのです。

 

 その場合の最適解は

 

XenialPup 7.5

 

あたりで決まり!だと思います。

 

 もちろんBionicPup 8.0でもよいのですが、たまーに「考え込む」「止まる」雰囲気があります。

  ちょっとメモリを使いすぎると、「あ、しんどそうかな?」という動きを見せる場合があるのに対して、同じような状況でも

 

XnialPup

 

だと、サクサク動き続けます。

 

 なにより、このバージョンでも

 

☆ Firefoxの最新版が動く!

 

というのがグッドです。

 

 

Chrome/Chromiumは、ちょっと動かすのに癖があって、めんどくさいので、近年のバージョンはどれでも対応が難しいです。

 

インストールなどは普通にできるのですが、入ることは入るけど

 

■ Chromeは64ビット版しかなくなった

■ Chromium/Chromeは日本語表示はできるけど入力ができない

■ 毎回エラー表示が出る

 

など、修正が必要です。 くせが強い!

 


 でもまあ、Firefoxの最新が動けば、ネット上でのことはたいていできますから、あとは安定して動作してくれて、かつ「軽い」というのであれば最高です。



 ただし、メモリ1Gとか、コアが1つとかだと、やっぱり XnialPup よりは古いバージョンが視野に入ってくるかな、という感じ。

 

  ちなみに余談ですが、


◇ Slacko Puppy 7.0 のFireFoxは 68.12 ESR

◇ Slacko Puppy 6.3.2 のFireFoxは 38.8 ESR

◇ Slacko Puppy 6.3.0 のFireFoxは 38.4 ESR


で止まります。


 そういう意味では


◇ XnialPup 7.5 が最新FireFox 84 が動く

 

というのは、とてもいいです。 



<追記>2023年現在、まだ最新版にアップデートできます。すごいな。 

 

 

 


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