2017年9月23日土曜日

思うところあって、小説を書いている途中です。 拝啓ウンベルト・エーコ先生



 以前にもこの名義で小説を書こうとして、中断したというか挫折したのですが、どうも私には最初何かを書き出してもエンジンがあったまらないとそのままボツになってゆく傾向があります。

 何に取り組むにしても大事なことなんですが「最後までやりぬく力」というのは重要ですね。 精進しますです。はい。



 さて、それでも、松尾バイトさんとしては7年か8年ぶりくらいに、まともに文章を書こうと自分を奮いたたせている最中でありまして、現在とある賞に応募しようと執筆中です。



 トークメーカー

 聖書ラノベ新人賞
 http://talkmaker.com/info/303.html



 応募作(執筆中)「ブラの名前」
 http://talkmaker.com/works/a902a17eded274781874f6b8da330373.html




 タイトルが「ブラの名前」ですからね。女性陣からはアホかーっ!と怒られそうですが、けしてひわいな気持ちで書いておりません。


 本人は大真面目で書いてます(^^;;;



 というのも、賞のテーマが「聖書」というわけで、キリスト教に関わる世界でも指折りの名作ミステリーである


薔薇の名前
(ウンベルト・エーコ)


にリスペクトを込めてのこのタイトルなわけで(爆)




 原作はかなり難解なので、一般的には映画版がわかりやすいし雰囲気もあってお勧めです。


 原作の物語は、とある修道院で起こった殺人事件を修道士のウィリアム老僧とアドソという若者が解いて回る、というミステリーなのですが、そのモチーフとは全然関係なさそうであるような


 神学部の助教授と同級生の美人OL


がファッションコレクション向けに出品する新作下着が盗まれたのを取り戻す、というのが松尾バイト版の推理小説になっております。


 今、現時点で3分の1ぐらいかなあ。まだまだ折り返しにはたどり着きませんが、頑張って書いておりますので、2~3日おきに新しい節が増えるでしょう。おたのしみに。



 ネタバレですが、どこにも書いていないのでひっそりと書いておきます。



 主人公「三浦気楽」というキリスト教系大学に勤める助教授ですが、薔薇の名前の主役「ウィリアム」のもじりです。


 その昔ウィリアム・アダムスという外国人が徳川家康に仕えましたが、彼の日本名が三浦按針(みうらあんじん)なので三浦先生の苗字が決まりました。


 下の名前は三浦とくればフランクな三浦ということで「気楽」というちょっとだけキラキラネームまがいに(笑)


 パクリまくっとるやんけ!という突っ込みはごかんべんを。


 インスパイアされてリスペクトした挙句のパスティーシュです(謝罪)



 女の子のほうは、もともと薔薇の名前のワトソン役が「メルクのアドソ」という若者だったので


 安土める子


というけったいな名前に(笑)でも、好きなキャラで性格もかなり特徴的なので、める子ちゃんは人気が出るといいなあと思います。



 まだ完成まで時間はかかりそうですが、今回こそ完結させるどー。と決意も新たに。


 






2017年8月2日水曜日

作家という商売は、いずれ無くなるもしくは希少種になるかもしれない話。




 どうも。いろんなジャンルで何者かになってしまった挙句、結果として何者かよくわからん松尾バイトです。


 この名義では、主に創作とか、ブンガクとか、あるいはゲージツとか、そういうものについて書いたり考察したりしてきたわけですが、先日ちょっとしたショックな出来事がありました。



 ネットのトップページを流し読みしていると、いろいろな記事がだらだらと列挙してあるわけですが、その中の一つの随想めいたものを開いて読んでいたのです。


 その記事は、記事というよりはエッセイというか、ちょっとした随筆というか、ある意味砕けていて、それでいてほんのちょっとウイットに富んだ「どちらかといえばブンガクに寄った」文章だったのですが、その記事に対してのコメント欄に


「何が言いたいのかよくわからん」

とか

「文章が支離滅裂でわかりにくい」

とか、


それはもう、批判的コメントが大半だったのですね。



 ワタクシ松尾バイトは、いちおう文学部出身なので、その記事主の言いたいこともわかるし、たしかに多少ゲージツ側面に傾いた文章だな、と思ったことは認めますが、少なくとも批判する気持ちは毛頭無く


「まあ、面白い文章だな」


と思って読んだわけです。



 さて、その書いた本人の名前を見てびっくり!その記事の正体は80年代くらいに「お洒落で比較的かっこいい文章を書くとされた大御所作家先生」の随想文で、それをネットメディアがどこかの媒体から引っ張ってきた文章だったわけです。



 私はその作家先生の大ファンとかではなかったので、文章だけで作家を当てることはできなかったのですが、まあ40代から50代の文学ファンなら


「ああ、あの先生ならこんな感じで書くな(笑)」


と思わず微笑んでしまうような、そういう作家さんだったわけですね。





~~~~~~~~~~



 そういう、我々40オーバーの文学人間にとっては「面白い文章書くよね、さすがあの先生だ」と思う記事が、現代の大半のおそらくは若者にとっては


「何が書いてあるかわからん」


という文章に相当するのだとすれば、 これは文学の終焉を意味するでしょう。




 ちょうど、トランプ大統領の演説が、「中学生英語しか出てこない」と言われたのとおなじで、現代のネットメディアに載る文章はおそらく



「平易でわかりやすい文章」

「逆説などのない、ストレートな論法」

「行間を読んだり、情緒を味わうような手法を用いないこと」


といった、ほんとうに中学生でもわかりやすい文章が求められている、ということなのです。





 となると、これは「作家」という商売は、遅かれ早かれ消える、もしくは希少な存在になる、ということなのだと思います。


 ライトノベル作家は次々求められるかもしれませんが、大衆文学や純文学は、求められない世界がくるのかもしれません。



 ちょうど映像の世界で、「映画→テレビ」への変化が起き、そこから「youtube」へと大衆映像の世界が変化したように



プロの文章家の必要性が薄れて、ウェブライターなどの半素人文章家の作品が溢れる世界



がやってくるのだと思います。




 松尾バイトとしては、文学を書き続けているわけではないので、偉そうなことはまったく言えないのですが、文学部出身としては寂しいものがあります。


 でもまあ、それならそれで、「書く」という行為を自分なりに咀嚼していかなくちゃならんのだろうなあ、と思う今日この頃。














2017年7月10日月曜日

曜変天目茶碗を見てきました! るりるりあわあわ曜変天目ディスコ!!




 みなさんこんにちは



 国宝となっている世界に3つしかないという曜変天目茶碗は、なかなかお目にかかるチャンスもないのですが、




☆国宝曜変天目茶碗
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%9C%E5%A4%89%E5%A4%A9%E7%9B%AE%E8%8C%B6%E7%A2%97




 かぎりなく国宝曜変天目に近い!




と言われる 名工 長江惣吉 さんの 曜変天目の展示が瀬戸市美術館であったので、行って参りました!




 いやー、曜変天目茶碗、よかったです!サイコー。


 ほかの曜変系茶碗もたくさんあったし、別の焼き方の茶碗もあったのですが、さすがは曜変天目。



飛びぬけて


「なんじゃこりゃ!」


感のすばらしいこと!





 長江さんはNHKドキュメンタリーでも取り上げられた、親子二代で曜変天目の再現に挑んでおられる方です。





  NHKドキュメンタリー 

ETV特集 「曜変~陶工・魔性の輝きに挑む~」

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259523/






 見に行った当日、なんと長江さんも美術館に来ておられて、来館者のみなさんに、



曜変天目の生レクチャー



をされておられました!話面白かった!良かった!!!


蛍石だよ!ポイントは。




ちょっとなんでも鑑定団がらみで、あれこれあったので天目茶碗に関してはいろんな意見がありますが、長江さんは一生をこれに捧げておられるので、なんせ作り方に関しては



 マジ



です。わたくしもNHK放映以来のファンですので、陰ながら応援しております。






 というわけで、器の曜変天目もいいですが、井上涼のびじゅチューンバージョンもいいよ!



曜変天目ディスコは、NHKオンラインで探してね!
http://www.nhk.or.jp/bijutune/#



 るりるりしてくださいね!

2017年7月4日火曜日

ブログ統合作業について 2014年以前の画像が消えてますがごめんなさい。




 2014年以前の記事を旧ブログから引っ張ってきている最中ですが、古い記事の画像の扱い方を間違えて、全部消えてます(あはは)


 というのは、自分のブラウザからは画像が見えてるんですが、どうも、キャッシュを拾ってきているだけっぽくて、本物は消えてるんですね(今頃気付いた)



 というわけで、統合はしますが、旧記事からは画像がなくなりますので、お許しを。


 まあ、古い記事だし、いいか。


 直せそうならぼちぼち直します。



 個人的に、旧ブログの文章を残したかったので拾ってきてますが、旧ブログそのものはそのうち消します。




 

2017年6月28日水曜日

苗字・名字の由来とあなたのルーツ探しのサービスをやっています。 先祖がバッチリわかります。



 みなさんこんにちは。



 自分のブログで全然宣伝していなかったのですが、



■ワオミー!
苗字・名字の由来とルーツ探し!あなたの先祖を見つけます!」

500円(資料つき1000円)

https://wowme.jp/gigs/4004




■ランサーズストア
「苗字・名字の由来とルーツ探し!あなたの先祖を見つけます!」

資料つき1000円





というサービスをやっています。値段が違うのは最低価格の設定が異なるからで、内容的には1000円で証拠となる資料をバッチリ添付してあなたのご先祖さまを調べます。


 とにかく結果だけでいいや、という人は安いほうを選んでくださいね!


 家紋なども、ご存知でしたらぜひ教えてください。正しい氏族へ繋がる確率がアップします。




==========


 自分の先祖が有名な戦国武将に繋がっていたり、実は「源氏の出」だったり、歴史上の人物の子孫だったりすることを知らない人は多いので、気軽に依頼してみてください!



できる限り詳しく調べますよ~。



 実は大学時代江戸時代の研究をしてた松尾バイトさんです。古い資料なども読みこなせるので、こんなことができるんです~。


2017年6月21日水曜日

【モノづくり】 完全比較!中とじホッチキス 100均 ワッツ(ミーツ・シルク)系にも『中とじホッチキス』が売ってました。 



 数年前に、ダイソーから「中綴じホッチキス」が販売されるようになって、Zineや自作本好き界隈ではめちゃくちゃ話題になったのですが、他の100円ショップでも販売されていたのでさっそく買ってみました。


 中とじホッチキスがあれば、薄い本やZINEが好きなように作れるので重宝します。





 まず、ダイソー版の中とじホッチキス↓





 それから、ワッツ系の中とじホッチキス↓





 
どちらも「まわるホッチキス」となっています。でも、デザインがちょっと違いますね。


 実は、中身を取り出してみるとおなじもので、大阪の株式会社スバルさんが販売しているもののようです。



 ダイソー品は、「ダイソーブランド」で売られていますが、ワッツ系はスバルさんのロゴがパッケージに入っています。





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 さて、ここからは、我らが中綴じホッチキスの本家!MAXさんの製品との完全比較をしてみます。


<概観>

■  上から本家MAX製

■ ダイソーモデル

■ ワッツモデル

です。



 こうしてみると色が違うだけでダイソー/ワッツはおなじものだとわかります。





<中綴じモード>


 それぞれ、おなじような感じで横に開きます。




<構造>



  本家MAXのものだけが、針が当たるところが金属になっていて、本体は強化プラです。

 ダイソー/ワッツのものは、金属部品多し。


 MAXのものは完全に開ききりません。これは特に使用上不具合があるわけではないと思います。




<針取り(リムーバー)>



 うーん、MAXのものだけ、針を取るリムーバーがついていません。残念。




 こうして比較すると、100円製品はめちゃくちゃ頑張ってますね!

2017年4月2日日曜日

【日常】許可が出た(^^



 出家女子の話(だから、家出じゃないってば)を書きたい!と今回はきちんとお願いしたら、いろいろ条件も付いたのですが



 許可していただきました(^^



 ああ、よかった。パチパチパチ。



 前回は、わたしが勝手に書いたので、相手の気持ちを推し量れずに申し訳ないことをしたのだが、今回はちゃんと了承を得たので、その点は大きく違います。


 今回のルール。



 ■ 事実として起きたことは書かない。

 ■ ハッピーエンドであること。



 すごく単純ではあるが、これでどうやって「あたしのことが一切描かれていない、あたしの話」 を成立させられるかが、私に科せられた試験であるという。



 私とて、まったく同じことが2回も起きるとは思っていなかったので、「やり直しができるチャンス」を与えてもらったのは神様からのギフトであると感謝しています。




 ああ、まったく同じではないなあ。多少違うところもある。



 何が違ったのだろう。



 それも考えながら書きます。









 

2017年3月30日木曜日

【日常】 か、書きたい・・・けど・・・っ!

 

 このブログはまだ、ほとんどの人に見つかってないので、独白ばっかり書きます。

 いつもは、おおやけ(公)の話を前提に書くことが多いので、ほとんどこちらのブログは、自分用のメモみたいな感じで。


(個人的な"自慰的ブログ"なんて書くな、というご意見があるのもごもっともですが、別のところで公然ほにゃららなブログは5つ6つくらい書いているので、表向きの松尾に興味がある人は、そっち見てください。このブログはしばらく裏モードで書きます)



 昨日も少し書きましたが、わりと創作意欲が湧いている時期なので、何か書きたい気持ちがじわりと。



 というわけで、昨日は、松尾名義で書いた最後の作品を引っ張り出してきて、再読したのだけれど、



 あ、これ凄すぎて超えれん・・・。



自分で自覚、撃沈(しょぼん)





 もうちょっと軽いテイストにしたい!!!


 内容は、新規にしたい。もうスパーン!とほぼ基礎部分から変える!


 今、思案しているタイトル案は



「出家女子~runaway-girl~は泣きやまないっ」



  
ですよもちろん。しゅっけ出家。



 以前の失敗は繰り返さないようにします。完全なるフィクションとしてちゃんと書きます。


 うん、まあエネルギーが持つかわからんけど、やってみる。


  

2017年3月29日水曜日

【日常】 アイデンティティの迷い


 ブログも、正式にこっちに移動してきて、2014年ごろまでの松尾バイトさんの活動が、3年近く停滞していたので、なんぞやらなくては、と多少の焦燥感にさいなまれております。



 ほんとにマジで、ここ数年この名前で何もしていないものだから



 松尾バイトって何やるときの名前だっけ?!



と完全にアイデンティティを見失っている!(-_-;



 もともとは、何か文章やブンガク的なことに絡むペンネームなのだけれど、他のことをやってる内容が多すぎて、身体が足りずこっちは破綻していました。





★★★   ★★★   ★★★





 で、昨日うちの奥さんとBSでやってた「晴天の霹靂」(大泉洋主演・劇団ひとり作)を見ながら、


 これ意外と面白いし、泣けるなあ。大泉も劇団ひとりもすばらしいなあ。


と感じ入っていたら、奥さんに、


「あんたも、女の話ばっかり書いとらんと、これくらいの小説書きんか!」


と突然怒られたので、 グサッと。



 




★★★   ★★★   ★★★


 

「晴天の霹靂」は、いやおうなしに良い映画でした。特に奇をてらうこともなく、ありがちなんだけれど、ベタさの中にストレートな感情がある感じ。



 映画を観ながら「ああ、私は何が書きたいのか」「何を伝えたいのか」について改めて考えさせられましたね。


  私の書くものには、かならず最後に「カタルシス」的な「救い」があって、 それが明日への希望になるようになっている(無意識的に)のですが、この映画もそういう構造で、多少は救われました。


 
 救いとは何か。具体的には結局「いろいろあるけど、この世界はすばらしい」なのではないかしら。



 もし、鬱々としていて「世界なんて壊れてしまえ」と思っている人がいるのなら、彼らの気持ちをほぐすことができればいいなあ、とは思います。



 松尾バイト、として何を書くのか。何を書きたいのか。


 とても面白いテーマです。