2013年7月19日金曜日
【松尾バイトの「クリエータ入門講座」1】 何者でもないあなたが何者かになる方法
みなさんこんにちは。
相変わらずこちらのブログは遅筆にまみれていて、松尾バイトは活動しているのかしていないのかわからないような状態ですが、ちゃんと生きてます、ご安心を。
別活動のほうでは、こないだから新聞に載ったり、また取材を受けたりと超忙しで、名前がたくさんあっても体はひとつしかないもんだから、必然的にいずれかの名前の活動に注力せざるを得ません。まさにごめんなさいです。
さて、基本的にこちらのブログでは、紙モノに関する話題であったり、zineについてだったり、小さなことをこつこつ紹介してきたのですが、最近はいろんな方と交流するようになって、思うところがあったので、これからしばらくは
「クリエータ入門講座」
なるものを開催しようと思っています(^^
もう、この話のテーマは、ずばり
「何ものでもないアナタ・ワタシが何ものかになるための方法」
という内容です。
クリエータ、という横文字はそれなりにカッコイイのですが、実は何か創作的な活動をしていればそれだけでクリエータなわけで。
でも、そうした活動をしていても、ひとりでちまちまやっているだけで、なかなか「実感できる成果を得られない」と思っている人が多いと思うので、そうした人たちの役に立てるようなちょっとしたアドバイスができればいいなあ、と個人的には思っています。
というわけで、講座の第一回は、ビルゲイツの11の金言からスタートです。
少し古い記事ですが、2008年のらばQでこんなのが紹介されていました。このネタ自体は他のサイトでも載っていたことがあるので、知っておられる方も多いかもしれません。
「ビルゲイツの『学校で教えてくれない人生に役立つ11のルール』」
http://labaq.com/archives/51032297.html
もともとのテーマは、「人生のルール」なんですが、クリエータを目指しているアナタ・ワタシにとっても、重要な示唆に富んでいるので、今一度心を入れなおしてシャンと気持ちを切り替えたいところです。
① 人生は公平ではない。慣れるしかない。
なぜ、自分の作品が注目されないんだろう。自分の才能は世界からみてどうなんだろう。自分のほうが上手だと思うんだけどなあ。などなど、いろんなことをワタシたちは思いますが、そもそも「人生は公平ではない」のです。
そのことに文句を言っている暇はありません。そのことに文句を言っている間は、おそらくアナタ・ワタシは成果を上げることはできないからです。
② アナタの自尊心などどうでもいい。
いやあ、手厳しい言葉です。でも事実です。世界が認めてくれるとすれば、それはクリエータである「あなたの作品」だからではなく、その作品そのものが良いからです。早く完成品を出して来い!ってことかな。
③ 高校を出てすぐ年収600万を得ることはできない。自分で稼げ。
高校でも、大学でも、専門学校でも、ガッコウを出たばかりの人間がクリエータとしていっちょまえの仕事をすることはできません。当たり前だけど、自分で道を切り開いていかねばならない。
クリエータになりたい、だからその分野のガッコウに進んだ。だけでは、スタートラインについたとも言えないわけで。
④ 先生が厳しいというのなら、上司を持ってみろ。
主に学生さん向けのことば。クリエータに置き換えるならば、クライアント(顧客)の指示を受けてみろ、かな。
⑤ 漫画のベタ塗りは、しょーもない作業ではない。チャンスだ。
↑勝手に意訳しました。原作の「ハンバーガーをひっくり返す」とは、単純で誰でもできる仕事のたとえだそうです。
⑥ 親のせいではなく、お前のせいだ。
⑦ 両親が退屈な存在に思えるのは、お前のために食費を稼いでいるからだ。
⑧ ガッコウはやさしい。社会は冷たい。
⑨ 自分探しなんてどうでもいい。今の仕事が自分に合っているかどうか悩むのは、帰ってからにしろ。
多くの人は、社会人として働きながら創作活動をしています。(専業クリエータとしてひとり立ちするまではみんなそうです)。あるいは、仕事として創作活動 をしている人は、「この仕事は俺が本当にやりたい仕事だろうか」と悩むこともあります。クリエータではなく、オペレータになっている、という言い方もあり ますね。
しかし、そんなのはどうでもいい、と!職業クリエータはどんな依頼でも力を込めて完成させ、兼業クリエータは、ふだんの仕事の手を抜くな、ということ。
⑩ ネットをいつまで見ていても作品はできないし、ご飯は食べられない。
そのとおりです。反省。
⑪ オタクには親切にしよう。お金を払ってくれるのはオタクだ。
これもそのとおり。近年になってますます創造性とオタク性は密接になりつつありますね。
(全体的に、やや改変も交えていますのでご了承ください)
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まあ、多かれ少なかれ、私も含めて自称・他薦のクリエータのみなさんにとっても「グサリ」とくることばがちりばめられていますが、いかがでしょうか。
このビルゲイツ発言には、元ネタがあるそうですが、ゲイツさんが言うから説得力があるわけではなく、誰にでも当てはまるところが私は好きです。
おっしゃっていることは、とても的を射ていて、「ああ、自分も正さないといけないな」と思わせてくれるところがGOOD。
この11の言葉を見て、すごーく嫌な気持ちになり、かつ凹んでしまっただけで終わった人は、たぶん一生クリエータにはなれないので安心してください(笑)
これ以降の数々の試練に立ち向かう必要が、鼻からありません。
「よし、気持ちを入れなおして今日から頑張ろう!」と思えた人は、きっとこれから始まるクリエータ入門講座において、経験値をアップさせることが可能だと思います。
☆この講座では、読者のみなさんからの素朴な質問などもお待ちしています。可能な限り、何らかの回答をしてゆきたいと思っています。
では次回をお楽しみに!
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