前回まで「1paperZINE」をメインにして演習してきましたが、まずはちょこっと復習をしておきましょう。
カッターで切り抜くと、面白い表現ができるよ、という実験をしたのが前回でしたが、そのお手本を紹介します(^^
私が持っているzineのひとつ、丸い切抜きが印象的な tsumugiさんの「passage」というzineです。
tsumugiさんのページ
http://people.zozo.jp/passaze/diary/2892058
このzineは、1paperZINEではありませんが、表紙の次にカラーの紙を配置して、それが抜けて見えるようにデザインされています(^^
いいですね~。中表紙の色と「Blue」というタイトルがとてもよくマッチしています。
美しいデザインは、けしてお金をかけなくてもアイデアしだい!という良い例ではないでしょうか?
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さて、今回からは中綴じについて勉強します(^^
紙を二つに折って、真ん中をステープラーなどで止める方式が「中綴じ」なのですが、簡単に作れるので、zineのもっとも主流な作り方になっています。
zine製作者の間では、必須アイテムになっているのが↓コレ
ホッチくる MAX製
http://wis.max-ltd.co.jp/op/product_catalog.html?product_code=HD91220
縦横自在に止められる優秀なホチキスです(^^
ちなみにホチキスというのは、ホチキス社の製品を指していたようです(笑)正式名称はステープラー。
しかし、お金がなくても、ちょっとの工夫で中綴じは作れます。その前に、これをちょっとご覧下さい。
これは、みなさんもよくご存知の「市販の中綴じ冊子」のつくりを写真に撮ったもの。(集英社の「青春と読書」という小冊子から撮影しました)
実際には、この留め金はステープラーではなく、針金にちかいもので止めているのですが、重要なのはこの「フラットな感じ」ですね!ホチキス系で止めると、どうしてもメガネ型に止まってしまうので、わざわざ針を硬いものでつぶす方もおられるようです。
<ワークショップ> ふつうのホチキスで中綴じを試してみる
というわけで、今回は、あえてふつうのホチキスで「フラット」な感じで止めてみたいと思います。用意するのはA4の用紙2枚。
それを半分に折って、A5サイズの冊子にしてみましょう。
で、ポイントは、ホチキスの針を受け止めるある部材を使うことです。それがこれ↓
使い古しの捺印マットです(笑)もう穴だらけ。ない人は、消しゴムでもいいです。とにかく少し厚みがあり、ゴム製など適度に柔らかいものでホチキスの針を受け止めてやるのです。
下にマット引いて、↑みたいな感じで、A5に折った折り目の背中を止めます。任意の2箇所ぐらいでいいでしょう。このとき、針はゴムマットにむかって貫通しています。
裏返すと、こんな感じで針が垂直に出ています(^^ あとはこれを指や定規や、なにか硬いもので押しつぶせばできあがりです。通常の冊子本のような
フラットな
綴じ方がこれでOK!
仕上がりの違いは上のようになります。左は、ホッチくるによる中綴じ。右はゴム板とふつうのホチキスによる中綴じです。
右は右で良さがありますね!(わざわざ中綴じホチキスを買わなくてもできることはたくさんあるのです!)
というわけで、これでA5サイズ、8ページの冊子が手元に完成したと思います。この白紙のノートは、次回に使いますのでお楽しみに!
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