2014年1月23日木曜日

とある「老人多し」な会議に出て思ったこと。



クリエータ養成講座のネタにもなるなあ、と思いながらの更新なんですが、まあ日記代わりに書いておきます。

先日、とある会議に出てきまして、そこではいろんな活動をなさっている方が、ジャンルバラバラで集まっておられてたので、めちゃくちゃ面白かったのです。



そこに出席しておられた方というのは、たとえばプリザーザーブドフラワーの作り方を教えておられる方とか、植物を育てるグループの世話役の方とか、障害者スポーツを広めておられる方とか、ものづくりのボランティアをしている方とか、それはもう草の根の【何か活動してる人】が満載だったわけです。



僕は、その中で楽器を作ったり本を作ったりしている人、というくくりで出席したのですが、それはもう皆さん、それぞれの立場や枠組みの中で楽しんだり頑張っておられて、とても勉強になりました。

日頃zineに関わっている中では、学生さんとか、若いクリエータの方とか、「創作を通して、自分のありようや立ち位置を模索したい」というひとたちに出会うことが多いのですが、今回の会議ではどちらかというと、

立ち位置は、実はただの主婦


とか

定年退職して好きな活動をしています。



とか、そういうスタンスの人が多くて、逆に新鮮でした。



簡単に言えば、「何者かになりたくてガツガツしている」感がないんです(笑)

そもそも、いつもは主婦だし、とか、そもそも隠居のおじいちゃんだし、といった立ち位置が、とてもナチュラルで、純粋な楽しみやクリエイションのために活動をなさっている感が、自然体に思えました。

僕のブログを読んでいる若い人たちには、むしろガッツでいろんなことにチャレンジしてほしいのですが、年をとってからのゆるーい楽しみも、いいなあと感じたので、つい書いてしまいました。




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それとは別に、やはり出席者のみなさんが、活動家として共通して持っている「あるもの」があったので、それはぜひ紹介しておきたいです。

ある人がガーデンニングの先生であったり、スポーツの指導者としてであったり、あるいは創作グループのリーダーとして活躍するために必要なもの、そしてみんなが持っているもの、それは

活動するための「場」


です。



それは物理的な教室やスペースでもいいし、「仲間」というグループ・人員・人間関係でもいいです。でも、その会議に出席しておられた全員が、どちらかの意味での「活動の場」を持っている、ということがすごく興味深かったのです。

逆に言えば、まだ何者にもなっていない若者、というのは、この「場」を見つけたり掴んだりしていない人のことを指すのではないか、と思ったほどです。



創作はしているけれど、本質的な意味でそれらを提示する「場」がなければ、やはり寂しいですね。



そしてこの「場」は自分で作ることもできるし、どこかに出向いていって「場」に入ることもできるし、育てることも、仲間同士で生み出すこともできるものです。

ぜひ、創作者のみなさんには、「場」というものを意識してみてほしいと感じました。

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