2023年10月2日月曜日

工作 車載タブレットホルダーを作る! 手作り・自作 SUZUKI エブリィ バージョン

 

 自家用車の場合は、すでにカーナビなどがビルトインされていたり、購入時に取り付けされていることが多いと思いますが、仕事で乗っている車などには、最低限のラジオとかしかついていない場合もあると思います。


 そういう車にタブレットホルダーをつける、という工作です。


 自作の車載タブレットフォルダーに挑みましょう!


 



 まずは、業務車の1DINになっているところのスペースを測ります。DINのサイズは規格で決まっているのですが、実際には小物入れになっている内面部分のサイズはそれぞれ異なることが多いので、実測します。

 今回の場合、横は15センチ程度になっていることがわかります。



 縦は4センチ弱。


 大事なのは奥行きです。どこまで入るかも確認します。


 



 このとき、内面部分だけでなく、じっさいにパネル表面にどれくらい飛び出してくるかも考えておきます。DINの内面サイズは、奥行き11センチくらいですが、15センチ以上飛び出させておく必要があります。

 





 計測が終われば、木材の端材などを使って、サイズに合った箱をつくります。この箱が土台で、小物入れに入る部分です。


 



 箱を出しいれしてみているところです。


 上の写真でもわかるとおり、DINの内面にピッタリはまるのではなく、外側に飛び出させておく必要があります。

 どこまで出しておくかはお好みですが、ダッシュボードパネルより、わずかに出るくらいが理想と思います。


 また、箱はピチピチサイズではなく、ざっくりはまるくらいでOKです。そのほうが出し入れが楽になるし、意外と数ミリ程度の誤差くらいではガタつきません。


 


 もうひとつのパーツとして、タブレットフォルダーの本体部分を作ります。ただのベニア板に置き台部分をボンドでつけたものでOK。


 写真のものは10インチサイズのタブレットに合わせています。ほんのわずかタブレット本体より大きめがいいと思います。


 




 箱の「外に飛び出す部分」をやや傾斜があるように仕上げています。グラインダーで削って斜めにしているわけです。

 そこに「木工ボンド+ビス」でホルダーを取り付けます。

 箱の部分が小物入れにスライドして入ると、そのままタブレットホルダーが自重で固定される感じです。


 






 こんな感じで仕上がります。


 全体的に斜めになっているので、タブレットをただ置くだけでもコケてきたりはしないのですが・・・。(タブレットの重みだけで、意外と安定します)


 もちろん、車がどんな挙動をするかわからないので、フォルダーとタブレットは軽く固定しておくのが理想と思います。


 実は急ブレーキをかけても、車内のものは「前」へ行こうとするので、置いただけのタブレットはそのままコケたりはしません。ただ、逆に坂道で発進したりするときに、タブレットには手前にコケる方向の力がかかります。

(それでも斜めになっているので、ふつうはコケません。それくらい平気な構造にはなっています)


 軽くでも、固定しておきたい場合は、


 ■ ゴムバンドやピンチ(留めるハサミのようなもの)を利用する

 ■ タブレットと台に、それぞれマジックテープのオスメスを貼り付けておく


などの方法があろうかと思います。


 また、さらにタブレットの傷つき防止のために、台にフェルトを貼る、なども良いかと思います。


 ご自由に加工なさってください。




<ヒント>


 この工作の一番のキモは、「最初の寸法取り」ですね。寸法取りの段階をクリアして、ダッシュボードパネルから飛び出す部分の計算ができれば、あとは工作そのものは簡単だと思います(^^

























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