2013年10月9日水曜日

仕事をしながら創作するということ。 二足のわらじのクリエータ。



おひさしぶりです。

 毎度、かなりの激務に励みながら時間を見つけてこれを書いています。今月は、朝4時台から仕事をしたり、それほど早くなくても6時台から現場に向かったりしていたので、ひとことで言えば「眠い!」以上。



 というわけで、バリバリ通常の仕事をこなしながら、創作活動にもいそしんでいるわけですが・・・(^^;

 zine関係の展覧会に出品していたのでその製本に追われたり、もうちょっとしたら神戸の某お祭りのブースで、別名義がらみの生出演があったり、まあ、どっちも忙しいです。




 さて、今日は、面白そうなネタがあったのでご紹介。

 話題の本の著者に直撃!のコーナー <現代ビジネスさんの記事より>

 「桐島、部活やめるってよ」の作者である浅井リョウさんのインタビュー記事です。

 ぜひ、お読みください。



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 直木賞作家の浅井さんは、なんとプロの作家でありながら、会社に就職して2足のわらじを履いておられる、とのこと。

 いつもクリエータ養成講座でも言ってますが、アマチュアクリエータだからこそ、「今の仕事」を大事にしなさい、ということを裏側からみた感じで、たいへん興味深く読んでしまいました。

 浅井さんは、専業作家ではなく、いわゆる社会人であることで、いろんな「バランス」を取ることを重視なさっています。
 プロがあえてそういう視点で語ってくださることは、ぼくたちわたしたち「クリエータをめざすもの」にとっても大事なポイントだと思うのです。




 さて、似たような話をもうひとつ。私はふだん某ちょっとだけ伝統技能っぽい業界にもからんだ仕事をしていますが、その業界では「いろんな造形物を作る」という仕事があります。

 私は取り扱い業者なので、その造形物を仕入れたり販売したり、特注の際には発注したりするのですが、とあるメーカーに面白い方がいて、彼はもともと東京の某有名フィギュアの会社に所属していたりした、プロのクリエータさんなのです。

 ところが、その彼は今、玩具やフィギュアとはまったくちがう別の畑で、ふつうの会社員としても仕事をなさっています。会社のほうも彼の経歴を十分理解していて、もともと我々の業界が「造形物」をつくる仕事内容があるもんだから、その専門家として招いているわけです。



 会社は、東京からみたら超ド田舎村にあります。彼はその地方に住んでいながら、もちろん今も東京とやりとりもしているし、有名漫画家さんや有名出版社等ともおつきあいがあるし、でもふだんはその「ふつうの人は誰も知らないような会社」で会社員をしているのです。

 先日、私は仕事がらみで、その造形物の補修に使うパテのことでいろいろ電話口でお話させてもらったのですが、担当の営業マンさんから「実はさっきの人はこれこれこういう方なんですよ」と教えてもらってビックリした次第!!




 モノを創造する仕事、というのは、ある意味会社に属していてもできるし、そうでなくてもできるし、面白いなあ。彼の働き方も、すばらしいなあ、と思っています。

 (ほんでまた、東京一辺倒のこのセカイの中で、地方で仕事をしているところが超クール!だと思いませんか?)

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