2024年6月9日日曜日

エアガン用 ターゲット を作ろう! 自作エアガンターゲット (完成編)

 

 さて、前回の続きで、「エアガン用ターゲット」を完成させてゆきましょう。


 元ネタの東京マルイさんのエアガン用シューティングターゲットは「ネット」が張られていますが、うちに布の端切れがたくさんあったので、それを張ってみました。




 布は木工ボンドで張っただけですが、端部の処理がいかにも布を張った感じになるので、バイアステープ代わりの紙テープ状のもので仕上げています。


 その上から、表にわずかだけ大きなベニア板のフロントガードを貼り付けました。これは美観のためと、ある程度縁を広くして、BB弾がこぼれないようにするためです。


 フチ枠は3センチぐるりくらいになっています。(下部は5センチ)



 この段階でもいちおう、「ターゲット」としては使えます。中心部のブロックに的となるものを置けば、それを打ち抜けます。


 


 あるいは、内部のフレームにヒートンを仕込んでいるので、そこにテグスで金属の的を吊るせば、それを狙うこともできます。


 今回は鈴を仕込んでみました。


 


 ↑こんな感じで吊っています。


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 この段階で、試射してみました。 5m程度の距離で、東京マルイの「電動ガンライトプロ」 で息子が打ったのですが、


「半分くらい、ターゲットからBB弾が飛び出す」


という結果に!!!(涙)


 10禁のエアガンなので、威力的には張った布が破けるなどはありませんが、逆に布だけだと威力が落ちずに、けっこう「跳ね返る」感じになりました。


 打った段数の半分くらいはちゃんとターゲット内に落ちるのですが、あと半分は的に当たっても外に飛び出てしまう感じになりました。


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 というわけで、もう一段階「何かに当てて勢いを落とす」必要があります。


 そこで、「紙貼りターゲット式」に拡張しました!





 木工ドリルで、フレームの4隅に穴を開けます。貫通させず、表から5ミリ前後でストップします。

 凹型の凹みを作る感じです。

 

 ダイソーのネオジム磁石を2種類買ってきます。

 小さい方とそれより1段階大きいものを用意します。一番小さいのを埋め込んで、表から留め具として使うのが、やや大きい方になります。


 


 こんな感じで小さいほうの磁石を埋め込みます。瞬間接着剤などで完全に接着しておきます。



 ↑大きい方の磁石は、接着するのではなく、紙を挟むために使います。

 

 紙製ターゲットを挟んだ状態。A4サイズの紙が使えます。

 
 というわけで、完成!!



2024年6月5日水曜日

エアガン用 ターゲット を作ろう! 自作エアガンターゲット (フレーム編)

 

 うちの息子がちょうど小6くらいから、少しずつ「エアガン」に興味を持ち始めて、ハンドガンは持っていたのですが、ついに「ライフル」的な長尺に手を出すようになりました(笑)


 というわけで、お父ちゃんも子供時代をふんわり思い出しながら、安全にエアガン遊びができるように


「自作のターゲット」


の製作に取り掛かります。


 空き缶とかを狙ってもいいのですが、BB弾があっちゃこっちゃへ飛散してしまうので、なるべく「BB弾を拡散しない」ように考えております。


 エアガン用ターゲットとしては、東京マルイさんの「プロ・ターゲット」あたりが標準的になるかもしれません。


 実際、プロターゲットはよくできていて、


「折りたたみができる」

「同心円状の紙製的を張れる」

「弾が飛び散らないネット仕様」

「跳ね返りを防ぐ三角型」


など、さすがエアガン界を牽引するメーカーだけあって、必要なことはすべて満たしているように感じました。


 で、今回製作するのは、マルイの「プロ・ターゲット」の遺伝子を受け継ぎつつ、いろいろいじってみよう、ということになります。



 さて、そもそもプロ・ターゲットや市販のエアガンターゲットは2〜3千円くらいのものなので、それほど高価ではありません。


 自作する場合も、できればそれ以下で作りたいので、今回もいつもどおり「廃材」を活用します。


 うちの仕事場で出てくる廃材をちょこちょこっと選定して使いました。2センチ角とかの棒材です。


 それをフレームにして組み上げました。


■ 木材 タダ

■ ベニア板 端切れ 

■ ネジ (100円 ダイソーのネジセット)

■ ヒートン(100円 ダイソーのヒートンセット)

■ 木工ボンド 適宜


 手間以外の材料代は、200円程度です。



 正面からみると↑こんな感じです。 的面は20センチ×30センチで、A4サイズの紙がわずかにはみ出すくらいです。


 A4の紙製的を貼り付けたい場合のために、あとから仕掛けを仕込みます。


 構造的には、外寸20センチ×25センチのフレームを2つ作って、それをLの字に組んでネジ留めしています。

 フレームも、木工ボンド+木ネジで締めており、がっちりしています。



 斜めのつっかえ棒(筋交い)は、(ボンドで留めてなおかつネジで締めているので、)なくても普通に自立するのですが、あとで布なりネットなりを張るときに、フレームがあったほうが張りやすいだろうと思ってつけています。


 東京マルイさんの「プロ・ターゲット」にはこの筋交いはありません。あの製品もフレームと床板面がハメ込みで自立するようになっていますので、強度的にはそれで十分あります。


 この三角形のデザインが、プロ・ターゲットとおなじ構造の、「BB弾を下に落とす」ための形状ですね。


 



 実際のターゲット部分は、まだ作っていませんが、3個所に吊り下げ用の穴を開けています。うちまんなかの穴には、内側からヒートンをねじ込んであります。


 ここにテグスかなんかで金属板でも吊り下げれば、ターゲット本体のできあがり(^^)




 床板部分に木のブロックが接着してありますが、これは下から見ると「中央」を出してあります。


 これ、今の段階では何もしてませんが、将来的にこのブロックに「1/4インチネジ」を切ったナットをねじ込むと


「三脚対応」


になるんですね! 三脚があれば、ターゲット箱の高さを高くして、身長がある位置へ上げられたりしますから、そのための拡張用ブロックです。


 ナットの取り付けは


 https://arekore-doresore.blogspot.com/2019/08/blog-post_18.html



以前に「自作天体望遠鏡」の時にもやっているので、ご参考になさってください。


(ちなみに床面がへんな風になっているのは、ありあわせのベニア板で作ったからです。ベニアの端切れを合体させたので、へんてこになってます)





 さて、真正面から見るとこんな感じ↑です。

 最終的には、ここから

「側面と背面にカバー用の布もしくはネットを張る」

という作業があります。

 また、正面がかっこ悪そうなので「正面フレームカバー」をつける計画も。


 次回へ続きます。