古いマシンにとにかく「軽量・超軽量LINUX」を入れることに夢中になっているワタクシですが、今回は数年前にちょっとだけ話題になっていた
Weedog Linux Slitaz
を試してみました。
もともとSlitazという軽量Linuxがあり、それはそれで人気があるのですが、当然ながらクセが強く前回Slitazを触ったときは、あっさりと「こんなもんか」と放り投げてしまった記憶があります。
なのでブログなどにも書いておらず、ただ「クモのマークのやつね」としか覚えてませんでした(笑)
さて、Weedog Linux Slitaz は、Slitazの痕跡が大きく残るものの、PuppyLinuxの派生というか合の子扱いになっている変わったディストロです。
特筆すべきはそのサイズで、なんとisoファイルは66MBしかありません。
これだったら128MBのUSBにも入るかな?とも思ったのですが、Slitazはもともと、ブートと本体を分けてロードするような仕組みになっていて、その関係なのか一本のUSBメモリではうまく立ち上がりませんでした。
CDRに焼き付けたものは、ちゃんと一枚のCDで立ち上がりますので、ご安心を。
ちょっと画面がくらーい感じのデスクトップですが、上部にメニューバーがあるだけで、意外とふつうの画面です。
ブラウザはmidoriですが、いちおうそれなりに入っていて、66MBとは信じられないほど、ちゃんと動きます。
TinyCoreLinuxとかのほうが、サイズは小さいのですが、初期段階では何も入ってないことを考えると、こちらは一応あれこれちゃんとできるので、素晴らしい。
入手方法 LINUX系でのみダウンロードできます。
https://firstrib.rockedge.org/viewtopic.php?f=27&t=19&i=2
まず↑ここへ行きます。
の一番下のあたりに
get_wd_rc7b_slitaz-rolling-core.iso.sh.tar
というリンクがあるので、そこを踏むとファイルがダウンロードされます。
あとは、
に書いてある指示どおりに、端末からコマンドを打ち込んでゆけばいいのですが、注意事項がふたつほど
■ ダウンロードしたファイルにアクセスできること。ダウンロードされたフォルダの位置によっては、コマンドが動かない時があるから。いわゆるパスが通ってないとダメ、とかそういうやつです。
■ 例文のファイル名と、実物が少しちがいます。wd_rc7 ではなく、実物は Wd_rc7b というファイル名なので、実物のほうに合わせてください。
それで自動的にダウンロードがなされて、isoファイルが手に入ると思います。
USBメディアに焼いてもうまくいきません。なんで?
CDRに焼くとちゃんと動きます。
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ログイン名は「tux」と勝手に入力されているので、パスワードも同じtuxで、入れます。
後で設定をいじりたいわけですが、rootのパスワードもおなじくrootです。
日本語化に挑戦なさっている方もいるようなので、そちらもぜひ。
ただ、HDDなどにフルでインストールする場合は66MBという小ささが活かせない気がするので、どうしたもんじゃろう、と悩みますね。
128MBのUSBメモリに入れるとか1GBのUSBに入れるとか、そういうちょっと変わったことをするためには便利かもしれませんが、今のところUSBでちゃんと起動させられない(私の修行不足)なので、保留中です。
PuppyLinuxの変異版だと100MBちょいくらいのサイズのディストロも転がっているのですが、これらも実はブラウザが入ってないとか、一長一短があるので、難しいところです。
むかーし流行した名刺サイズのCDRに入れるとか、今更な感じもするし・・・。
ネタとしては面白いけれど、実際に32ビットの古いマシンに入れるとすれば、こいつでいいのか悩ましいところですね。
★ぶっちゃけですが、CeleronMのC6320に
■ 最初にPuppyLinux Xenialpup7.5を入れる
■ Tinycoreを入れる ネタすぎてとりあえずやめる
■ Antixを入れてみる 設定がめんどくさくて、やっぱりやめる
■ S15Pupを入れてみる 無線LANでひっかかってやっぱりやめる
■ Q4OSを入れてみる 思ったより重くてやっぱりやめる
■ Xenialpup7.5に戻す。やっぱりこれやな、と実家に帰ってきた気持ちになる
ということを繰り返しているので、はてさて、ここにWeedogを入れる日はくるのか?